宝塚雪組新人公演「凱旋門-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-」

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宝塚歌劇雪組新人公演「凱旋門

2018年8月9日 18時半


新人公演演出:上田久美子


完全にしてやられた感。


・プロローグの「たそがれのパリ」が終わった後盆回りで階段にジョアンが出てきて、市民たちがはけていくところ、ラヴィックが歩いてくるところに娼婦かな?が絡みに行ってあしらわれてるの見てこの時点で世界観が上田久美子だなぁと思った。

・最初ジョアンに声をかけて「帰れない」って言われたラヴィックの「なぜ?」の言い方が面倒な女だなぁ的なうんざり感すごく出てて本役さんをなぞるだけではない主演出来てる縣千(アガタン)に、期待値が高まる。ジョアンもジョアンで、本役さんのあの絶望に打ちひしがれた感とは全く違って、狼狽え感がすごい。

・蹲るジョアンを見た通りかかる市民カップルの女役さんが本公演よりジョアンに駆けよろうとしていて、男役さんもちょっとそれにつられてた。

・ボリスは難しいんだろうな、綾凰華くん(あやなちゃん)前回ひかりふる路に比べたらだいぶ本役さんに寄せてはいたなぁと思う。でも台詞も明瞭だし、アスリートボリスの感じがとてもよく出ていたと思う。

・ボリスの「彼女、変わったろう?」に説得力がありすぎる見るからに明るくなったジョアン、表現力…!!潤花ちゃんすごい。

・バーテンの一禾あおくん、飄々とした感じで軽く仕事こなしてる感じがとても良き。本役橘さんはもう少しかっちり感があるから。

・客の市民女の中にいる桜良さんがすごくいい顔でコーラスをしていて、こんなにいい顔で舞台に立つ人があんまり舞台に立てないまま退団してしまうの勿体ないなぁと思ってしまった…

・花売り娘がビストロの場面から既にでてきて客の市民たちにお花を売ってて、それから「雨になったよ」で本当に困ったみたいな感じで軒先に駆け込んでるのしっくりくる演出でしたね…花売りを本公演の1人から2人にしたのも、なんか意味があるのかな?莉奈くるみちゃんがかわいい。

・花を全部買ってからジョアンに渡すラヴィックのぶっきらぼうさ加減が距離感測り兼ねてる感じがして好きでしたね…

・雨の凱旋門、手に汗握る感じが新公感あるね…(歌的な意味で)

・ハイメの彩海せらくんうますぎるでしょ…歌も上手いし声もいい…希良々うみちゃんも可愛い。

・ゆめ真音くんのフランソワーズは実は今回1番と言っていいほど期待していたのだけれど、本役が美穂さんだと歌はどうしても聞き劣ってしまうところ、お芝居は本役さんから大きく逸れないようにしっかり「女主人」できていてすごい。あの学年の男役さんとしては割と挑戦かなぁと思ったけど、ローゼンフェルトとの部屋代のやりとりなんかはすごく良かったな…。

・ローゼンフェルトの日和春輝(たわし)がめちゃくちゃ良くて!!私はもともとたわしのこと大好きなんですが、フランソワーズが来た途端逃げるように壁の陰に隠れたり、すごーくこっそりドアから逃げようとしてフランソワーズに部屋代払ってって言われた時の「すみませんマダム!」の勢いある慌てっぷりといい毎日このローゼンフェルトさんを眺めたいレベルで可愛かった…。金髪センター分けも似合ってる…

・意外と良かったのが日和春磨(ピヨタ)のマルクスで、すごくカッコよかった!雰囲気よく出てた!

・オテル・アンテルナショナールは新公なのにすごいコーラス綺麗だったな…意外だった…(失礼)

・あやなちゃん、たわし、ピヨタの「酔いしれて」結構(失礼ながら歌的な意味で)心配してたんだけど思ってたより全然聞けたのですごく嬉しかった。あのナンバー地味に難しいよね…3人とも動きのキレはさすがだと思った。基本的にダンサーだから身のこなしは綺麗だよね。

・ラヴィックの部屋に来たジョアンの声が甘いこと甘いこと!!真彩ちゃんも大概すごく甘い声で喋るんだけど、潤花ちゃんのあのラヴィックに向ける笑顔と無邪気さから発せられる甘さが…

・ヴェーベルの星加梨杏(かりあん)、「手術」が言いづらかったようで最初のセリフ若干噛み気味でその後も何度か気をつけてたの新公〜〜!!って感じだった。かりあんだけじゃなくてみんな「手術」が言いにくそうだった…本公演で全然感じたことなかったから…。あと白衣が着づらかったみたいで若干もたついてたの、緊張してたのかな?翔くんにたくさん指導してもらったのかな、発声が翔くん寄りだったと思う。すごくセリフが聞きやすかったし良い声してる。

・ケートの野々花ひまりちゃんのケートは個人的にすごく好きだった。紹介状を渡された時の「必要なの?」の言い方とその後の喋り方のトーンなんかが自分が長くないことを悟っている感じすごく出てて。「さようなら」がもう本当に今生の別れ、って覚悟で言ってたと思う。

・「パリはどうなる」からの「いのち」、新公でこんなに圧出るものかなぁと…みんなすごく丁寧に歌っていて、いのちの冒頭のボリスが特に良くて。人数が少ない分本公演より舞台に出てたマイクの数多かったけど、あの程度マイク増やしたくらいであの音量が出るんだなあ…すごい…

・ラヴィックがシュナイダー見つけて追いかけるところ、本公演ほど舞台に人がいないからあんまり人にぶつかったりできなくて若干の演出変更(キョロキョロ彷徨う感じに)。本公演の時の警官に笛を吹かれたラヴィックが無視して走り出して、ボリスが何でもないんだすまない、みたいにやってるとこ結構好きだからあれがないのは若干さみしい。人数が少ないから仕方ない。

・シビールの有栖妃華ちゃん、声がめちゃくちゃ可愛い。いつもコーラスとかWトリオで聞いてるので単体でちゃんと声を聞いたのは初めて…?かな…?つんざくような叫び声ナイス。

・「警察に捕まると、君は亡命者だから」が本公演の大人しく言い聞かせる感じとは違って、亡命者なんだぞ!わかってるのか!?みたいな勢いがあったのであやなボリスはやや熱いなあと思った。なんかすごく印象的だった。

・ゆめフランソワーズの歌に乗せて繰り広げられるカップルたちのやりとり、たわしと踊ってた莉奈くるみちゃんがめちゃくちゃ可愛い…

・ラヴィックの「月の世界から今帰ってきたんだ」に対するジョアンの「月の世界?それはどこ?」の言い方がものっすごい無邪気で、これが野生の無邪気さ…これが…ってなって、愛しそうにジョアンをベンチに座らせるラヴィックにまたドキドキして…みたいなすごくいいやりとりだったな…。ラヴィックが追放されるかもしれない、って知ったジョアンの狼狽えも振り幅激しくて…「あなたは一緒にいてくださらなくては」が説得力が…潤花ちゃんお芝居が本当に上手…!

・かりあんが「手術」って言うたびにちょっとハラハラする…(何度でもいう)

・アベールの汐聖風美くん、りーしゃより短気っぽいアベールだったなーという印象。

・手術のナンバー歌もダンスもすごく好きなんだけど、望海さんも「表と裏」のところすごく色っぽいけどそれとはまた別の色気があやなボリスにもありましたね…。「患者は何にも知らない」の「な」を望海さんはドスを効かせた感じで歌うんだけど、あやなちゃんは割と素直に歌ってて素直なボリスだなぁと思った。

・手術の場面、ヴェーベルがはけてくところ本公演も大好きなんだけどかりあんもすごいカッコよかった。あの「知らない」で口元に指をしーってやるみたいにあてるやつ。

・アンティーブ、本公演であやなちゃんと星南のぞみちゃん(リサちゃん)がやってるダンサー男女が凰華はるなくん(ジジくん)と羽織夕夏ちゃん(はおりん)で完全に幸せだった。あの2人があんな風に組んで踊るなんてなかなか無いので。

・アンリに映画に出てみないかって言われたと嬉しそうに話すジョアンに対していうラヴィックの「よかったね」が嫉妬丸出しで当然とはいえあがたんラヴィックは若くて熱いなぁ。

・アンリの眞ノ宮るい(うえんつ)、大劇のスカステ映像なんかを見つつ大丈夫かなと1番心配していたんだけれど(失礼)、思っていたより良くて。男役としてのキリッと感がもっと出たら…とも思うけど、そこは本人も課題だと分かっているようなので頑張って欲しい!

・フーケのテラス。リサちゃんが割とちゃんと歌えていて心底びっくりする…声も出てる…すごい…

・ギャルソンの琥珀れいらくん、本公演のたわしよりシュッとしてる…!本公演では客の女にキスされてるけど、新公では客の女のはおりんにハグしようとして逃げられてたギャルソン…!そしてギャルソンとイチャイチャしてた客の女はおりんは連れの客の男(多分彼氏)に怒られてた…君たち何してるの…

・リュシェンヌの彩みちるちゃん、相変わらず可愛い上に上手い。本役ヒメは若作り感が多少出てしまってるけどみちるちゃんはピチピチしてる…かわいい…。そしてぺぺ役の真友月れあくん!ラヴィックがリュシェンヌに渡したお金を取り上げてラヴィックに「お前にやるんじゃない」って言われた後のリュシェンヌへの「はい、リュシェンヌ!」のお金の渡し方が投げやりでまさに悪いヒモ感めちゃくちゃ出てて笑ってしまった…(笑)あの場面で本公演笑ったことないな。あの場面でコミカルさも出せるのね新鮮!!

・フーケのテラスでのジョアンとラヴィックのやりとり見てて本公演よりもずっと嫉妬深いラヴィックだなぁと漠然と思った。その後のジョアンの部屋でも。若い分、っていうのはあると思うけど。他の男の影を感じた時のラヴィックのジョアンに対する情熱も冷たさも本公演よりずっと極端で、余裕がないというか。これはあがたん本人の熱い持ち味ももちろんあると思うんだけど(これが噂のあがた色ってやつかな)、ジョアンの部屋での「何故なら君を愛しているから」の言い方も本公演よりずっと苦しそうでこんなに愛しているのにどうして、っていう苦悩が伝わってきて見ていて苦しくなったし、この辺りからもう涙腺にだいぶきてた。

ジョアンはジョアンで「ラヴィックだけを愛する女」がすごく出ていて。潤花ジョアンのすごいなぁと思ったところは、ラヴィックが怒って出て行った後アンリが帰ってきて、「君がいなくなったら僕はもうどうしていいかわからない」って抱きしめられた時のリアクション。真彩ジョアンは誰も選べないって顔をしながらアンリの背中に腕を回すんだけど、潤花ジョアンはアンリに抱かれても抱きしめ返さなかったんだよね。あれは彼女自身の心から出た演技だと勝手に思うことにするけど、もうあの時点でジョアンの心は完全にラヴィックの元に行ってるんだと私は解釈した。

・うえんつアンリ、咲ちゃんアンリよりも淡々と喋るから結構怖い。静かな人間が爆発した時ってめちゃくちゃ怖くない?

・全員のすれ違いの決定的さが演出:上田久美子だなぁ…って…

・銀橋でラヴィックが歌う「金色の雨」、音程はすごく不安定なんだけど、気持ちの入り方がすごくて「俺の愛しているのはジョアン」があまりに心に迫ってきて泣きそうになってしまった…歌は心なんだよな…気持ちの入り方がすごい…

・娼婦の有栖ちゃんが!ものすごいエロい声で!歌っている!!娼婦の!!有栖ちゃんが!!!

・シュナイダーの諏訪さき(すわっち)、いや怖い!怖い!にわさんはエロ親父感出てたけど全然違う役作りで来ててもう!!女と楽しむ、の意味が全然違う感じに聞こえる…にわさんはそのままお楽しみって感じっぽいけどすわっちはSMとかしてそう(イメージがひどい)

・ゴールドベルクのジジくんが、死ぬ時の舞まで美しく指先まで伸びてるのこれから死ぬのにすごい綺麗だなと思ってしまった…持ち上げられてる時も身体めちゃくちゃまっすぐなんだよ…体幹

・「誰が自殺したって!!!???」ってめちゃくちゃ大袈裟に飛び込んでくるたわし、控えめに言って最高でしかない…ローゼンフェルト割とサイコパスだなと本公演でも思いながら見てるんだけど無邪気なサイコパスみ増し増したわしローゼンフェルト…あの振り切れ感、毎日見たい(また言ってる)「溜まっていた部屋代を作って来たんだ!」「今じゃなくてもいいでしょう!?」は新公でもしっかり笑いが起きてて嬉しくなった。ゆめフランソワーズの「誰かしっかりした人は…(ローゼンフェルトを一瞥)いないかしら?」からのたわしローゼンフェルトの「僕じゃダメ?」も可愛かったな…上手いなぁ2人とも。

・ゴールドベルク夫人の台詞回しが本当に上手くなってて喋るたびにビックリしてた…やればできるじゃん…

・たわしの「アメリカ行きのビザはおりなかったのか…」がそれでか…!みたいなハッとした感じの台詞でなんだか本公演ともまた違う感じの印象ですごく良かった…

・はおりんビンダー夫人の絶叫、耳に刺さるような耳障り感はないものの心にぐっと刺さる声だったのでかなりどきっとした。オットーの愛羽あやねちゃんもすごくかわいい。幼い感じ出ていて良い。

・ボリスがシュナイダーを見つけたとラヴィックに電話するシーン、望海さんは囁くように話すんだけど、あやなちゃんはそれよりもう少ししっかり喋っているなぁと。この辺から本公演との差がすごく顕著だったなと。

・すわっちシュナイダー、言葉に重みがあって怖い。落ち着いた語り口が上手いなぁ。

・復讐のシーンが本公演超えてるんじゃないかなと思うくらい良かった!演出の細かさ。ブローニュの森で車を走らせるラヴィックがシュナイダーをチラチラ見てるのも良かったし、シュナイダーが起きて30分も車を走らせてる!ってなった時に本公演よりもコートの中のピストルに手を伸ばすタイミングも早くて、ガタガタ揺れてる様子も激しくて、慌てた感じのラヴィックがコート内のピストルに手を伸ばすもボリスの「ピストルはあとが面倒だ」って声が聞こえてピストルは思いとどまって畜生、みたいな表情を浮かべるのも、ラヴィックが暴走させている車からなんとか出ようとするシュナイダーの緊張感も、急ブレーキかけてシュナイダーが車から転がり落ちた後のラヴィックがスパナをぐっと強く握りしめて思いっきりシュナイダーを殴打するのも、本公演以上の迫力で…引き込まれ具合がすごかった…息をするのを忘れるくらい好きだった。あのラヴィックがピストルを取り出そうとして思いとどまるところは本公演でも見たいよー!!

マルクスが出てくる場面にいる娼婦の美華もなみちゃんの声がめちゃくちゃ綺麗だったね…

・オテル・アンテルナショナール前でフランソワーズが歌ってユリアがヴァイオリン弾いてハイメがハモる場面、本公演だとハイメは帽子かぶってるんだけど、新公ではハイメの帽子がひっくり返して置いてあって、通りがかったリュシェンヌがその帽子の中にお金入れたりしていて感動した…そうだよね、みんな生きるのに精一杯だもの、ああいうことして小銭でも稼ぐよね…

・立ち退きは出たのかな?のセリフの前にオテル・アンテルナショナールから出て行く人たちがいたりするのも演出が細かい!!「マルクスさんとあとふた部屋くらい」空くんだもんね…あのタイミングで出てく人もいるよね…

・アンリがラヴィック先生!ってきたところのラヴィックとボリスが顔を見合わせて、ラヴィックがすごい嫌そうな顔したんだよね…正直だよね…

・アンリが「ピストルで撃ってしまったんです」って言うところ、本公演のボリスは結構反応が早く「えっ」て感じなんだけだ新公ボリスは腕を組んだまま暫く顔をしかめてたの、あやなちゃんのボリスだなぁという感じで好きだった。アンリの「撃ったのは私です」で漸くしっかりアンリとラヴィックを見るのね。なるほどー!という気持ち。

・アンリがうだうだ言ってる時に言うラヴィックの「何を言っているんだ!早く!!」も本公演より焦りがすごくて若い…若さ…

・カウチに横になってるジョアンの首元の白布の血の量が多い!!本公演より赤い!!明らかに出血量が多い!!これは助からないやつ!!

・アンリがセリフ言う位置も本公演よりジョアン寄りだったよね…?(うろ覚え)

・ここからのラヴィックとジョアンの世界観の作り込みが凄い。ジョアンの苦しみ方が本公演の比じゃなく激しかったので、ラヴィックもそれにつられて動揺を押し殺してる感じが凄かったし、ラヴィックとの1年が間違いなくジョアンの生きる意味だったこと、ラヴィックにとって間違いなくジョアンがいのちだったこと、「君は僕の命だったよ」から痛いほど伝わってきたね…潤花ちゃんは本当にお芝居が上手い…(何度でもいう)。あとキスは本公演は口元隠さないけど新公は隠しててこれもちょっとした差だけどラヴィックが頬に添える手が優しくて好きだったな。

ジョアンの死に際の「あなた…」が本当に消え入るようで儚かった…

・ボリスがラヴィックに身分証明書を渡そうとしていらないって言われるところ、「考えたんだな、慎重に」が熱くて、胸がぎゅーっとなった。本公演ボリスほど達観してないね…これはこれでいい。「くそったれ!」もね。

・オテル・アンテルナショナール前での場面。フランソワーズの「これから行かれるところではどうせロクなものは食べられませんから」が本公演よりももっと警官に対しての当てつけ感があって結構好きだった。

・収容所の中の方が僕のゴッホは安全、っていうローゼンフェルト、やっぱりサイコパスみがある。後生大事に抱えてるそれは命より重いかなとより思ってしまった…

・オットーの「先生も僕たちと一緒なの?」があまりに無邪気で、ビンダー夫妻が困った顔してたのが印象的だった。そして悲しかった。

・ボリスがラヴィックにハグを求めるシーン、本公演よりボリスとラヴィックが離れてて、ボリスが手をこいこい!みたいに動かしてて、ラヴィックがいやだなあってちょっと後ずさるような仕草をしたのも細かいけどこの演出すごく好き。抱きしめあった時に微かにマイクが擦れる音がして泣いた。思いっきり最後の抱擁だからこそだよね…(抱きしめ方が慣れてないだけかもしれない)

・ラストの「いのち」、本公演では使われていないせり上がりに収容所に送られたメンバーが乗ってて察し…。


全体的に上田久美子〜!!という感じだったけど、後半の畳み掛けはもう美しさすら感じた新公でした。

これで本公演やってほしいと今思い返しても思う。

それにしても雪下級生は歌はともかく芝居が上手いな…ものすごく良いものを見られて幸せでした。歌が上手な子ももっと上がって来られるといいなぁ。

アガタンは初主演は初主演だったけど、この作品で初主演できて良かったと思う。

あやなちゃんの安心感、潤花ちゃんのお芝居のうまさ。

個人的には今回はメインどころでは彩海せらくんが一番良かったです。歌も芝居も細やかで上手い!次はもう少し大きな役で見てみたい。


ひかりふる路の時は新公前後で本公演もかなり変わったのでこれから本公演がどう変化していくか見るのも楽しみ。