雪組東京公演「fff-歓喜に歌え-」私視点の覚書、忘備録

残り3日になった今これを書いているんですけど、私正直に言うと今回どちらの作品もそこまで好きではなくて、それ故に咀嚼にめちゃくちゃ時間がかかってしまいとても不甲斐ない気分です。
でも贔屓の退団公演で幸運なことにそこそこの回数見られているので後半のA日程をメインに「私が見てるココ!」を箇条書きでつらつらと書きます。
Twitterで書いたことも一通りここに書くかなと思うので既視感あったらごめんなさい。
ネタバレは当然のようにしますので、見てない方、自分の目で千秋楽ライビュを見るまでは余計なノイズを入れたくない方は読まないでくださいね。
あくまでも私の解釈で私が見ている視点でのfffです。よろしくお願いします。

 

◼︎第一場 天国の扉
・下手側から出てくる死者、白いお衣装のおーじくんがめちゃくちゃかっこいい
・あとひらめちゃんが真っ白でとても綺麗
・みちるちゃんモーツァルト、鬘の中にピンクが入ってるんだけど、クラシカロイドモーツァルトも髪ピンクなのでちょっと思い出すし可愛くて好き。モーツァルトのお衣装には♯のモチーフ(左足太もも部分)
・あがたテレマン上着のジャケット背中側に♮、まなはるヘンデルはジャケットのフロント部分とジャケット下に着てるベストの左下に♭のモチーフが刺繍されてる
・ケルブ様の説教曲のメロディに合わせて踊る天使たち可愛い

 

◼︎第二場 プロローグ〜fff〜
・望海さんルイ、最初のオケピ内での指揮シーンの手がめちゃくちゃ綺麗。本当にありがたい。ずっと見ていたい
・A日程の時ここで楽員やってるブーケちゃんが超可愛い
・B日程の時このおけぴにいるトサカみたいな上にピョコッとした髪型の一禾見るのすごい好きだった
・ルイを見守るように階段の一番上の位置に座ってる小さな炎のひーこ、音に合わせて体を揺らしてる様とか赤やオレンジが入ったト音記号みたいな髪型がとっても可愛い
・舞台の真ん中でルイとナポレオンが踊るシーン好き

 

◼︎第三場A アン・デア・ウィーン劇場-楽屋-
・夢白さんジュリエッタ、最初の頃は控えめに「ルイ!」ってルイに抱きつきに行ってたけど、後半になるに従ってルイの音楽に興奮が収まらないみたいな、最初よりもっと嬉しそうというかテンション高めというか、そんな感じになっていったので最初より今の(後半の)ジュリエッタの方が好き
・額縁の中のモーツァルトテレマン鑑賞タイム。いつもすごい仲良しで色々やってて主にモーツァルトがとっても可愛い!
・あとモーツァルトサリエリのことめちゃくちゃ嫌ってるので、サリエリがルートヴィヒについて何か言うたびに「いー💢」とか手で持ってる羽や手で「シッシッ!」とかずっとやってるので超可愛い
・「英雄」を捧げる相手は決まってるってルイが言った時に額縁の音楽家たちが「しーっ!!」みたいなんずっとやってて、それがナポレオンだってルイが言った時に「あーーもーー言っちゃった…」みたいになるのも可愛くて好き
・ここのカリ様メッテルニヒずーっと険しい顔してて眉間の皺が最高

 

◼︎第三場B ナポレオン戦争
・ここの舞台転換好き盆回しとセリに弱いので
・ナポレオンの兵士として出てくるまっちーがこの後貴族役ですぐ出てくるので1人だけ化粧の毛色がちょっと違うのつい見てしまう
・A日程大砲隊の麻斗海伶くんが腹を撃たれてると思うんだけど、そのあと割と元気なのでお腹大丈夫かな、かすっただけなのかな?っていつも思う
・ナポレオン、ルイ、メッテルニヒのトライアングル。舞台のセリの上にいるメッテルニヒと、花道にいるルイの歌声が交わるところのメッテルニヒの佇まいめちゃくちゃカッコいいので目が足りないけどいつも見てる。二階席で見ると目が合いそうでドキドキする。

 

◼︎第三場C アン・デア・ウィーン劇場-ロビー-
・さっきまでナポレオンの兵士として戦ってたまっちーがガレンベルク伯爵として登場。さっきまでナポレオン側で戦ってたのに「またナポレオンが勝ったのだとか」って忌々しげに言うからいつもどの口が!?って思う別の役だけど…笑
・ルイがジュリエッタに求婚してる辺りで階段上にジュリエッタのお母さんグイチャルディ夫人のうきちゃん&羽織ちゃんが「あの子ったらどこにいるのかしら」みたいにロビーを眺めてるのが好き。見つけた時の「また平民なんかと」みたいなグイチャルディ夫人の顔ね…
・ルイの「王侯貴族の使用人として曲を書くことはしない」の時に音楽家3人が割とリアクションしてて、その中でも特にモーツァルトが「お前ー!!」みたいになってるの可愛いモーツァルトずっと可愛い天才
・この場面のルイ、ジュリエッタに対して随分子供っぽいというか「それが全てだろう?」とかの言い方が幼い日があったりした

 

◼︎第四場A アン・デア・ウィーン劇場-劇中劇-
・盆が回ってきてピアノの上にいる謎の女真彩ちゃんの歌う月光が音量ppなのにすごい綺麗に聞こえるのはいったいどう言う仕組みなのかと
・黒炎のナナ&エミリ、結構踊っているのに足音がしない感じの舞ですごい
・しゅわっちウェルテルの「ピストルを拝借願えますまいか」をきいたあゆみロッテが怪訝な顔した後にハッ…!!として、それでも謎の女→黒炎と手渡されてきたピストルをウェルテルに渡す時にすごく悲しそうな顔してるの好き
・ウェルテルの「どうぞさようなら」で盆が回って行く時にもロッテ切なげな表情してる

 

◼︎第四場B アン・デア・ウィーン劇場-ロビー-
・祝え!100期のオタクのためのサービスシーン。羽織ちゃんにもう少しセリフください!
・ここの銀橋ルイ、あーさゲルハルト、ひらめちゃんロールヘンの会話。ジュリエッタがガレンベルク伯爵と婚約したとロビーが沸きたった瞬間のルイの横顔が下手〜センターあたりから見ると本当に美しい
・あやなルドルフ大公が婚約知った時にすごくびっくりしてるの好き(その後の「彼女はルートヴィヒを」に自然に繋がるので)
・BGMが歪む少し前からオケピの階段のところにスタンバイしてる謎の女にスポットライト当たる瞬間が好き
・「そんなはずはない」の言い方、「そんなはずないんだ!!」みたいな時と「どうして…いやそんなはずは…」みたいな戸惑い混じりの時があって戸惑いの言い方の方が好き
・最初の頃は謎の女の「聞こえないのね」も「どうしたの」ももっと低めの部分で話しかけてくる感じでホラー感あったんだけど後半の今はもうそこまでホラー感がない
・「ロールヘン助けて!」の前に謎の女がゲルハルトの目元を手で目隠しするとゲルハルトが眠ると言うか昏睡する感じで下手に捌けて行くんだけど、この後ショーの千夜一夜の場面でも真彩ちゃんがあーさを同じような振りで眠らせるシーンが出てくるのでここをちゃんと見ておくとショーでフフッてなれます
・「ロールヘン助けて!」が青年の時と子供の時があるんだけど子供の時の方が断然好き。多分幼い望海さんが好きなだけ(私が)
・ここで出てくるウェルテルとロッテは劇中劇の2人と違って明らかにルイを死に誘う顔をしているので見られる人は見て欲しいしライビュで少しでも映って欲しい

 

◼︎第五場A 不幸の記憶-ボンの生家-
・ルイの心の中の小さな炎とお母さんの顔が同じひーこなのがとても好き

 

◼︎第五場B 不幸の記憶-選定侯宮殿-
・誠に結構〜♪を歌ってる叶ゆうり選帝侯の心に浮かんだモティーフ、最初もう少しサラッと気味に歌ってたと思うんだけど後半日程になるに従って最後の「フフフン♪」の前のタメの休符が長くなってて面白い
・「♪モーツァルトの再来か?」の時に上手側下にいるモーツァルトが「一緒にするな!」みたいなリアクションしてる
・「そんな変な歌」言われた後の選帝侯のショックの受け方尋常じゃなくて、ずっとブルブル震えているんだけど(父親がルイを叩いた時も、目の前で暴力が振るわれたことは上の空だったりする)盆が時計回りに回って行く最後までめちゃくちゃショック受けてて、これは下手に座らないと最後まで見られないんだけどあんこちゃん貴族とかにあの山のように積まれたマカロンなんかを「お菓子でも召し上がって気分直しされたらいかがかしら💦」みたいに振られてもちょっと間を置いて首を横に振りながらずっとブルブル震えているので身分が高すぎて人にバカにされたことなんか生まれてこの方なかったんだろうなって思ういつも

 

◼︎第五場C 不幸の記憶-ボンの路上-
・幻影のロールヘンとジュリエッタが現れて謎の女が「裏切られたわ〜♪」って歌うところ、最初は愛しのロールヘンやジュリエッタと踊ってるつもりだったルイは愛しそうにしてるのに、どちらも途中から謎の女に変わった時のバッ!!と離れる感じ、怯え感があってとても良い
・大人のルイが子供のルイに銃を向けるところ、すごい震えてるというか怯えている日があって、不幸な過去の自分を消し去りたいのに消せない(撃ち殺せない)感じがたまらなく良い
・銃を向けられた子供ルイの硬直感すごいので見られる人見て欲しい円盤にも入って欲しい

 

◼︎第五場D 救済の記憶-ブロイニング家の居間-
・上手袖から出てくる愛すみれブロイニング夫人とメイド有栖ちゃん、毎回話してる内容がちょっとずつ違う。パターンはあるけど組み合わせが違うというか(「上手に焼けたわね」「いい匂いね」「綺麗な焼き色ね」「やっぱり焼きたてが一番ね」「このレシピが一番ね」などを組み合わせてる)
・fみっつはなんて読めばいい?ってロールヘンに聞かれたゲルハルトが指を折りながら「フォルテッシッシモかな?」って言ったあと上手側でゲルハルトとルイが指折りながら話してるところ、可愛くていい
・お父さんがきて、それに気付いた瞬間のルイが一瞬で硬直する様、めちゃくちゃ「被虐待児」で本当にすごい。全身の強張りがすごい。
・お父さんの手からルイが金貨の袋を叩き落とす場面、一度オケピのふちくらいの位置(照明があるから中に落ちたりはしないけど落ちそうなほどの位置)まで飛んで行った日があって、ゆめくん執事が舞台の際まで拾いに行ってた。ちょっと空気がピリッとしたのでよかった。
・「ちっさな炎はこの中に」でセリの上の小さな炎にスポットが当たるところすごく綺麗

 

◼︎第五場E 革命の記憶-ボンの丘-
・あみちゃんの青年ルイの音がめちゃくちゃ望海さんに似てて本当にびっくりする
・小さな炎の足を前に伸ばして体を前に倒すみたいな振りがめちゃくちゃ形が綺麗なのでいつも見てしまう。好き!

 

◼︎第五場F ナポレオンの戴冠式
・「会ったこともないナポレオンのファンなの?」にルイが「失せろ!」っていうところ、小さな炎が謎の女に敵対心の眼差しを向けていて、ルイの失せろよりも一瞬早く「失せろ」みたいに腕を動かしてる
戴冠式参列者、一番上の段の一番上手端にいる夢白さんがめちゃくちゃ美人!
・ここの舞台転換すごく好き、ゲーテが上がってきて歌い始めるあたりとか舞台機構フル活用という感じで
・民衆女の最下手でストップしてるナナちゃんがブリッジのまま動かないのがすごすぎる

 

◼︎第五場G ハイリゲンシュタットの遺書
・望海さんと小さな炎の独壇場すぎて特に述べることがないすごい場面

 

◼︎第六場 野外コンサート
・大砲と一緒に出てくる楽員の皆様大変楽しそうな場面。B日程は一禾、A日程はピヨタ、麻斗くん、ブーケちゃん、ももちを主に見てるけど、胸を叩くような振りのところ娘役が割と男前で見ていて楽しい!
・貴族の叶ゆうり(赤いジャケット)の「煩い!」の顔すごい好き
・ルドルフ大公の銀橋での歌の時に隣から楽譜を覗き込むモーツァルトの「どれも傑作だ〜!!」めちゃくちゃかわいい!!
・最後の「勝つのは我ら!」の時の楽員のももちの目をかっと開いてるところすごいかっこいいので好き

 

◼︎第七場 ルートヴィヒの下宿
・家政婦あんこちゃんの掃除しながらの愚痴コーナー、最初はあんなにしっかりマイク入ってなかったよね?後半は大変楽しませていただいております(「わたしゃこれでも結構我慢強い方なんだけどね」とか「怒らせたら怖いんだからね!」とか「私にも物申す権利があるはず」とか「本当は料理の方が得意なんだけどね!掃除よりも!」とか色々)
・お暇させていただきます!からのタライに楽譜突っ込み出て行く場面も楽譜をタライの中に押し込んだりかき混ぜたりぐちゃぐちゃにしたり色々していて楽しいけど、あのタライ水入ってるんだよね…(床の拭き掃除に使ってるタライなので)
・「おいお前」「なあに?」で桶を押しつけられる謎の女、最初はもっと淡々としてたのに最近ちょっと可愛い
・アドリブに関してはネットの海で山のように見られるので割愛するけど、ルイの自由度がどんどん増してるなとは思う
・「君へのオマージュだぜ」の時のルイの悪戯っ子みたいな顔めちゃくちゃ好き
・エセ皇帝への葬送行進曲に合わせて掃除する謎の女のほうきとちりとりが成功してたの1回くらいしか見てない。あまりにも下手くそが過ぎて愛しさがすごい…
・ここで回る盆に合わせて次の場面を見る謎の女の目線が好き
・センターに座るとピアノと一緒にセリ下がって行くルイたちが見られるんだけど、この場面の冒頭でルイがピアノの近くに楽譜を落として家政婦がそれを拾わなかった場合セリと一緒に楽譜が落ちて行くことがたまにあって、あれ下でバサバサ落ちた楽譜をスタッフさんが拾ってるんだと思う(最近は家政婦さんがピアノ近くの楽譜ちゃんと拾ってるからセリと一緒に楽譜落ちるの見てないな)(下で散らばると大変なのかな)

 

◼︎第八場 ナポレオンの陣中
・後ろの錆びたみたいな色の地図と三色の旗のセットが結構好き
ゲーテの「あなたの能力に時代の手段が追いついていない」の「いない」からアヤナギ先生を感じる(ここの場面のゲーテのセリフからちょいちょいアヤナギ先生を感じる)

 

◼︎第九場 ルートヴィヒの下宿
・ひと場面置いただけで部屋めちゃくちゃ綺麗になってて本当にびっくりする。前の場面であったピアノの上の山積みの本と楽譜、奥側の床に置いてあった瓶がたくさん入った木箱と本、タンスの上の本と倒れた燭台と斜めになったまま直されていない写真立て、全部綺麗に片付いている…すごい、すごいぞ謎の女
・ルイがパンを投げた後に拾ったパンとルイの座ってる椅子にかけてある白い服をタンスに一緒にしまう謎の女、本当にやめた方がいいと思う絶対カビが生えるので…
・いつもと服が違う謎の女に気付いて二度見するルイ、バッ!てすごい早さの日とゆっくり二度見の日がある
・「俺が変な想像したら?」のルイ、手がハンドパワーみたいになってるのちょっと面白い。全身舐めるように見てる時と上だけ、下だけ中心で見てる日とが色々ある
・ルイが謎の女に近付くときにスカート踏まないのすごいなと思ってたけど、踏んでた時も初期はあったらしい
・ここのイチャイチャもTwitterとかでたくさんあるから割愛…謎の女が最初期は割と淡々としてたのにもうここ最近はこの辺の場面かなり素が出て可愛くなっちゃってる
・「ナポレオンの次はこの人のファンなの?」に対する「あぁ!」はもうなんか子供っぽい時多くてすごく可愛い。ドヤって感じで「あぁ。」みたいな時もあった。本物を理解する男

 

◼︎第十場 ボヘミア地方テプリッツの庭園
ゲーテの♪ようこそボヘミアへ〜に合わせてルイが謎の女に「彼が何を言ってるか教えろ」っていうジェスチャー、最初のうちは手で指示してるだけだったような記憶があるんだけど最近は自分の耳を指で指してから手で指示してるみたいになっててわかりやすい感じ
・謎の女の通訳、虚無っぽい(言われたように淡々とこなしてる)日もあればちゃんと聞いて割と親切にルイに語りかけるように歌ってる日もあって、後者の方が人間っぽくて個人的に好き
・ルイの「どう思われましたか〜♪」は素直に感想を聞きたい(ゲーテに会えて嬉しい、感想を!)みたいなニュアンスの日と私の作った曲はいいでしょう?ぜひ感想を!みたいなニュアンスの時があって、後者の方が懐いてる人を目の前にした犬みたいで私は好き
・下を皇帝が通りかかった時に帽子を取ってお辞儀をするゲーテにすごいびっくりして拗ねた子供みたいに仁王立ちするルイ、本当に子供っぽい可愛い(無礼)
・この時上手手前のベンチにいる音楽家たち、モーツァルトが羽くるくる回しながら「ほら!お辞儀だよ!!どうしてしないんだ!!」みたいにしてるのが大変可愛い
・この場面の音楽家たちすごいルイとゲーテの話聞いてていちいちリアクションしてるのがとても良い
・「奴は負けない」が「奴は負けない!」の時と「奴は…負けない…」の時がある
・ルイとゲーテが下にいる時上にうえんつ、かりあん、ゆめくんの100期が揃っている(汐聖くんも欲しかったな)

 

◼︎第十一場A ウィーン会議
・「♪ブルボン王朝を復活させよう」の歌詞の辺りで民衆がくるくる回るような振りがあるんだけど、毎回ちょっとひかりふる路思い出す
・民衆に紛れる音楽家たちもワタワタしてて可愛い
サリエリ登場場面、イントロで手をくるくる回す振りのとこすごく好き。サリエリあすくんの滑舌がめちゃくちゃよくて最高
・段上メッテルニヒの執務室。警察のしゅわっちとゆめくんがだいぶかっこいいのでいつも見ちゃう
メッテルニヒが「君には聞こえないからだ」した時のルドルフ大公の表情が最高なんだけど映像に残るのだろうか
・ルイが立ち去ったあとメッテルニヒが警察に対して耳を指差して手を広げるジェスチャーをしてる(耳のことを広めろ)の好き
・それで警察がサリエリに耳のことを告げるところまでしっかり謎の女が確認してる
・指揮をするルイに合わせられなくて音がずれていくオケピ内の楽員、音楽が崩れてきたら隣の子とかと「えっなにこれ」みたいなリアクションしたりしてるのを上から見るのが好きなんだけど映像に残るのかな
・ルイの「もう一度最初からやり直せば…」を言われたルドルフ大公が悲しそうな、やるせなさそうな顔してルイの元から去るところ、あやなちゃん上手いなといつも思う

 

◼︎第十一場B 過去の幻影
・少年ルートヴィヒの「僕なんて死んじまえ」が「僕なんて…死んじまえ」ってタメてるのがすごく悲壮感出てていい
・「音楽我らを高く〜」のところ、ハッキリ気味よりも囁き気味に?消えそうに?歌ってる時が好き
・「孤独の道ひた走ろうと」のあと、最初の頃は続きを歌いかけて止める感じだったと思うけど最近は「権力の力」の「けんry…」くらいまで歌って止めてる
・ルイが歌ってる時にロールヘンが後ろの扉?みたいなところにスタンバイするんだけど、水色のお衣装が目立ちすぎるのでまず黒い布の目隠しがされてからロールヘンのスタンバイ→歌い終わってから登場の流れ、突然ロールヘンが出てくるみたいな演出で好き(後ろ向きで捌けていくロールヘンも好き)

 

第十二場 ブロイニング家の居間
・ゲルハルトの「ロールヘンの最後の手紙も同封した」、最後までしっかり台詞を言ってからルイが聞こえているのかいないのか…みたいな感じで胸元からメモ帳を出すという一連の流れだったのが、4/8のソワレ見た時に「ロールヘンの最後の手紙も同封s…」くらいで"あぁ、ルイは聞こえていない"みたいにハッとして胸元からメモ帳を取り出していてそれがめちゃくちゃ良かったのでその時の芝居のテンションにもよるんだろうけど、もし残るのであれば千秋楽映像とかこのバージョンが残って欲しい…(メモを見るまで何…?みたいな顔してるルイがまた分かってなさそうなのが切ない)
・この場面、音楽家やってたまなはる&あがたんが参列者として出演していて、りりちゃんをそっと慰めるように抱きしめるまなはるとピアノの側で悲しそうな顔してるあがたんがとてもよい
・ルイが倒れた後の小さな炎が本当に消え入りそうな表情で踊っているけど力及ばず黒炎に覆われる演出は好き

 

◼︎第十三場A 雪原〜夢のシンフォニー
・ここのルイのセリフ、ぽつりぽつりと多少なりとも感情が入ってるように言ってる時もあればもはや完全なる虚無みたいな時がある。「幸せになりたかった」とか「お前はモテたじゃないか、腹の立つ」なんか拗ねた子供みたいな時と心ごとどこか置いてきたみたいな言い回ししてる日があったりして毎度変化してたりする
・「音楽も戦術みたいだぜ」のところでバックスクリーンに雪の結晶が4つ並んでは散って増えていくみたいな映像流れるんだけどそれがすごく綺麗で好き(タタタタン!に合わせて雪の結晶が散る)
・「勉強が好きか!」「ん!」の「ん!」はルイがすごくいい顔をしてるので映像にいいアングルで残って欲しい
・勝利のシンフォニー、前列センター近くで踊ってる兵士のしゅわっちが飛んだ瞬間に撃たれてるんだけど撃たれ方が上手いの、さすがという感じがする
・雪のひまりちゃんがめちゃくちゃいい笑顔で踊っていてとても可愛い

 

◼︎第十三場B 彼女の名前
・「どこ行ってやがった」は力なく吐き出す囁き声みたいな言い方してる時が一番好き。「どこ…いってやがった…」みたいな感じの時
・謎の女が歌い始める時にナポレオンの銃をギターか何かに見立てて爪弾く動作をすると音楽が流れ始めるのがとても好き
・「お前は人類の不幸」、呟くように言ってる日とハッキリ不幸!って言ってる時があるけどハッキリ言ってる時の方が好き
・センターでルイに銃を向けた謎の女、後半日程になるに従ってこの時点で結構辛そうな顔しながら「死は救いなの!」を言っているので、大劇で見たトートの概念(的なもの)とは全く真逆の解釈すぎて見ながら咀嚼していく感じの場面になった
・「あなたを殺してもかまわないの?」で銃を持つ手から少しずつ力が抜けていく感じが好き
・「運命〜愛するよ」、ルイの底から出てくるような静かで温かい声の時がたまにあってハッキリ言うよりも彼女だけに語りかけるように言う時がとても好き。まだ2回くらいしか見られてない
・謎の女が抱き締めてきたルイの身体に腕を伸ばす時の指先の躊躇い感が最高なのでみんなに見てほしいし映像にも残っててほしい(この辺りで既に泣いてることが本当に多い謎の女)

 

◼︎第十四場 最後のシンフォニー
・「苦悩を突き抜け、歓喜に至れ!」でセリ下がっていくところ、いつも上を見ている運命の恋人が涙を流しているので目元から頬がキラキラしていて美しいの塊すぎる、ルイもすごく嬉しそうな顔してるので幸せそうで良い
・天使たちとケルブ様の歌ってるところも可愛いんだけど、謎の女が静かに置いていった銃を丁寧にさりげなく回収するケルブ様がとても良い
・「あなたも私も許し合えるだろう」を歌うのがメッテルニヒとルイのお父さんなんだけどメッテルニヒはともかくとしてお父さんは絶対に許されないことしかしていない(今回の作劇上)と言う気がして少し気が散る
・ゲルハルトの読むロールヘンの最後の手紙、ロールヘンの声が重なってロールヘンだけのセリフになっていくところの真っ白なロールヘンがめちゃくちゃ綺麗なので大好き!
・白いルイの「フォルテ!フォルテッシモ!!フォルテッシッシモ!!!」は2階席で聞くと耳の多幸感がすごい。それと降りてくる五線譜の電飾の影がルイの上に被る瞬間が私はとても好き、上に広がっていく音楽が舞台上でも存在してる感じがして
Twitterゲーテのカフスがト音記号というのを知ってからずっと見ているんだけど、腕を前に出したり上にあげたりした時しかよく見えないのでなかなか見る難易度が高いような気もする
・アンコールのあとの全員で踊るところ、子供時代のルイが真っ白なルイの周りでめちゃくちゃいい笑顔で踊ってるので、喜びの歌!と言う感じが極まってて良い
・マリーアントワネット様、ドレスが重すぎてあまりジャンプできてないの好き
・ラストシーンで運命の恋人が客席に背中向けてるのだけいまだに納得はいってないんだけど(ルイを称えてるので仕方ないとは思いつつ)、それにしてもあのヒールでめちゃくちゃ跳ねる運命の恋人と綺麗に広がるレースのマントは一見の価値があると毎回思う

 

以上!


見ながら色々考えたりもしたんですけど、退団公演なのでもう与えられた情報をきっと全部処理するのは無理なんだろうなと残り4公演になった今でも思います。
シルクロードまで書けたらよかったなと思ったけど無理そうなので退団直前の今私が見てるfffのまとめということでここまで読んでくれた皆様ありがとうございました。
もっとB日程も見たかったなあ…
退団者含め、雪組の皆さんが最後まで悔いなく舞台に立てますように!
おしまい。