2019年エンタメ摂取記録。

今年も1年いろんなものを見聞きしました!

2019年観劇録。

◼︎雪組

ファントム13回(新公ライビュ込)/20世紀号に乗って6回/壬生義士伝12回(新公込)/ハリウッド・ゴシップ1回/はばたけ黄金の翼よ3回

◼︎星組

霧深きエルベのほとり2回/アルジェの男1回/GOD OF STARS1回/ロックオペラモーツァルト1回

◼︎花組

CASANOVA1回/A Fairy Tale1回

◼︎月組

夢現無双5回(新公込)/チェ・ゲバラ1回/I AM FROM AUSTRIA2回

◼︎宙組

オーシャンズ11 1回

合計51公演


◼︎その他

日生劇場「Love Never Dies」/シアターGロッソ「ルパンレンジャーvsパトレンジャー素顔の戦士公演」/X-QUEST「トリコロールスター(青いザクロ)」/男劇団青山表参道X「エンドレスリピーターズ」/帝国劇場「ラ・マンチャの男」/野田地図「Q」男劇団青山表参道Xクリスマスイベント/X-QUEST「三獣士」

合計8作品


◼︎映画(映画館で見たもの)

ドラえもんのび太の月面探査記/女王陛下のお気に入り/PRINCE OF LEGEND/映画プリキュアラクルユニバース/アベンジャーズエンドゲーム (字幕吹替各1)/名探偵ピカチュウ(吹)/ルパンレンジャーvsパトレンジャーvsキュウレンジャー/プロメア/ゴジラKoM(IMAX3D)/アラジン/スパイダーマンファーフロムホーム(MX4D吹)/ミュウツーの逆襲evolution/天気の子(4回)/ライオンキング(吹)/ロケットマン/僕のワンダフルジャーニー/ワンスアポンアタイムインハリウッド/BangDream!FilmLive(発声OK)/イエスタデイ/ジョーカー/HiGH&LOW THE WORST/映画スター☆トゥインクルプリキュア/IT THE END/アナと雪の女王2(字幕1吹替2/Dolby cinema)/シティーハンター 史上最香のミッション/劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer/ドラゴンクエスト Your Story/映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ/ヒックとドラゴン3/STAR WARS スカイウォーカーの夜明け/仮面ライダー 令和 ザ・ファーストジェネレーション/テッド・バンディ/午前0時、キスしにきてよ

合計34作品


今年見られてダントツ良かった作品は今更いうまでもありませんが雪組の「20世紀号に乗って」、次点が「ハリウッド・ゴシップ」かな…雪の別箱とても良かった…

20世紀号に関しては時間が許す限り見に行けて本当に良かったと今噛み締めています…

もっと見たかったな。

なんで円盤でないのかな。まだ遅くないよ出して…20世紀号は感想まとめブログを書こうと思ったのに書けなかったな…

お芝居として好きだったのは宝塚では「霧深きエルベのほとり」「チェ・ゲバラ」、ショーは「クルンテープ 天使の都」ですね…

まだ繰り返し見ることが叶うなら見たい…とても楽しかったので。

宝塚以外もちょっとは見に行けたけど来年はどうかしら…

映画は割と本格的にホームに戻ったな!という感じで映画館に通えました。30本以上映画館で映画見たのなんて何年ぶりかな

同じ作品何回も見に行ったり何故か天気の子(7月公開)を11月になって拗らせたりしましたけど、あれだけロングランしていて4回しか見に行けなかったの不覚だったかもしれない。

もっと早い段階でもっと見に行けば良かった。

今年は本当に映画の当たり年で、好きな作品がたくさんあって幸せでした!

「映画スタートゥインクルプリキュア」とか「映画すみっコぐらし」辺りは大人にも是非見て欲しいくらい素敵な作品で子供向けだって侮れないと思ったし、

「HiGH&LOW THE WORST」では素晴らしいアクションを堪能できたし、

アベンジャーズ」「STAR WARS」という大タイトルが同じ年に終わりを迎えるのもなんか凄かったですね。

この年末は「午前0時、キスしにきてよ」がだいぶ私の中で熱いんですけども、2が劇場公開されずに涙を飲んだ「ヒックとドラゴン3」がスクリーンで見れた喜びも噛みしめたりと割と忙しい…

エンタメたくさん浴びました!

来年もたくさん浴びたいです!!


≪番外編≫


今年買って良かったもの。

◼︎「20世紀号に乗って」のル・サンク、舞台写真その他諸々

ブロードウェイ・ミュージカル 20世紀号に乗って―宝塚ステージ写真集 (タカラヅカMOOK TAKARAZUKA STAGE COLLECTI)

ブロードウェイ・ミュージカル 20世紀号に乗って―宝塚ステージ写真集 (タカラヅカMOOK TAKARAZUKA STAGE COLLECTI)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝塚クリエイティブアーツ
  • 発売日: 2019/04/18
  • メディア: ムック

円盤が出なかったので記憶を留めるために必要なものでしたね…


◼︎画廊でお迎えした新進気鋭作家様方の絵の数々や画集

高松和樹画集 私達ガ自由ニ生キル為ニ

高松和樹画集 私達ガ自由ニ生キル為ニ

  • 作者:高松和樹
  • 出版社/メーカー: 芸術新聞社
  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: 単行本

今年始めた趣味のひとつ「画廊めぐり」なんですけど、混みすぎてる美術館に行かなくても素敵な絵が色々見られる上に何億とかしないので買えるんですよすごい…

家にお気に入りの絵があるとかいう幸せ…!!


◼︎リージョンフリーのポータブルDVDプレイヤー

海外のリージョンのDVDをパソコン部屋まで行かなくても手っ取り早く見るために買ったんですけど便利です!


以上!!

来年も色々なエンタメ浴びたい。

皆様良いお年を!!

砂上の楼閣に愛を込めて。【雪組KAAT公演ハリウッド・ゴシップ】

2019/10/17 11時公演観劇


【ネタバレはします】

記録的猛威を振るった台風のせいで数少ない公演が中止になったりもした今公演。

見に行けないかもしれないと思いつつ何とか1回だけでも見にいくことが出来て本当に良かった!

映画の世界をもとにした作品をここのところ見る機会が多くて、元映画オタクの血がとても騒いでしまうんですが、「ハリウッド・ゴシップ」もそんな作品のひとつでした。

簡単に言うとめちゃくちゃ刺さりました。

刺さり過ぎて、ハリゴシの記事は書かないなーと思っていたのに書いている次第です。

田渕くんありがとう!!があとからあとから湧き上がってくるので前から好きだった田渕先生のことがもっと好きになりました!!

田渕先生のことを田淵先生と書いている人(結構いる)はこの機会に田渕先生の正しい漢字を覚えて帰ってくれると私が嬉しい!!

映画の薀蓄は今回は…あんまり書かない…。


◾︎田渕先生の演出のココが好き!

・正塚イズムを感じる。

いや似て非なるものなんですけど、正塚作品にある「主役がセンターでスポットを浴びながら歌ったり踊ったりしてる間群衆が行き交う」演出が私はめちゃくちゃ好きなんですけど、田渕先生もそれやるんですよね。

ハリゴシだと1幕ラストみたいなやつ。

色んな人の人生が交錯している感じがして好き。

・主役じゃない人の人生をめちゃくちゃ深読み出来る

今回でいうとジェリーとアマンダさんですね。むしろそっちのスピンオフを見たい。見せてくれ…

ルネサンスの時には「本当はメディチ家もっと描きたいんでしょ!?尺足りなかったんでしょ!?ねえ!」ってなりましたが今回は完全にジェリーとアマンダさん。絶対田渕先生の頭の中にはあるはずなんだあの2人のドラマが…事細かにあるはずなんだ…(思い込み)

妄想の余地がある作品が大好きです。故に多少の雑さは気にならない…でもこれ合わない人絶対いると思うから一長一短ではあると思う私は好き。


◾︎ハリゴシココが好き!

・ほぼほぼ「サンセット大通り

これは加点ポイントになる人とマイナスポイントになる人いると思うけど私は加点ポイントです。

アマンダさんはノーマ・デズモンド…だって作中で出てくるサロメも同じだもの。

名匠ビリー・ワイルダーの名作なので未見の方はこの機会にぜひ…ミュージカル版もあります。


・どんどん垢抜けていくコンラッド

冒頭シーンの「これは売れない」と思うところからのアマンダレッスンからのあの化け方よ…

あと咲ちゃんスタイルがいいからスーツスタイルをずっと見ていられる至福の時間…素材がいい…わかる…

マタドールは脚が5mある(ない)


・ジェリーという世界の恋人

すごい人間味ある。いや一回しか見てないから全然まだ咀嚼しきれてないんだけども。

嫌なやつなんだけど、その振る舞いに対して受ける罰としてはいささか重いところが逆に美味しい。

命が救われたのは田渕くんの優しさと私は勝手に思っています。

ヤク漬けになる彩凪翔って多分もうあまり見る機会なさそうだからすごい貴重…

あと冒頭のスクリーンに映されるドラキュラ伯爵は反則だ…あれはずるい…


・出てくるだけで面白いきゃびぃちゃんとまっちー

役名で言え。

いや反則ですわ…ずるい…あれは…


狂言回しの愛すみれ

適材適所って言葉このためにあるんじゃないかな


・ダンスシーンを見れば納得のエステラ・バーンズ

作品によってムラがある潤花ちゃんですけど、私は今公演の彼女はとても好きです。

サロメのダンス、すごく好き。

あの場面を見ればジェリーが「スターの素質がある」と思ったのも作中で納得できたというか。

あとデュエダンがとにかく2人揃って振り付けも含めて可愛い!!

あんな振り付けは多分もう見ることないだろうな…というか咲ちゃんも潤花ちゃんもダンサーだから、ああいうタイプの振り付けされることは本当に珍しくと思った…珍しいものを見た気持ちでいっぱい…可愛かった…


・エキストラ仲間3人組

カリ様がとくにやべえ(見た人にしか伝わらない)


・カフェの客(おばあちゃん)

羽織ちゃんがとにかくすごく美味しい…


・100期の使い方

ゆめくん羽織ちゃん歌ソロパートあり、うえんつはエキストラの中でも目を惹くし、汐聖くんは短いながらダンスソロパートありで100期めっちゃ好きなのでありがたいしかなかった…



◾︎グッと来てしまったところ

・2幕のODジェリー

私、好きな俳優がたくさん薬でダメになってるんですよ。死んでる人もたくさんいる。

だからこそあの姿のジェリーを見るのが本当に辛かった。辛いと思わせてくれるほどの翔くんの演技力圧巻。

ジェリーがあの作品の先ヒース・レジャーになるのかロバート・ダウニーJrになるのかすごく考えてるけど、多分後者かなって。

後者であってほしい。


・幼い頃に見た映画を語るコンラッドエステラ

「映画スターを目指したきっかけは?」という2人の掛け合いの場面。

コンラッドが挙げた「ゾロ」を聞いて本当に泣きそうに…これ分かってて関連付けるためにそのタイトルですよね?他にもたくさんありそうなものを。わざわざ「子供の頃に見たんだ」って咲ちゃんの口から語らせるタイトルがそれとは。

『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 [DVD]

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エステラが挙げていたキートン、ロイド、チャップリンも言わずもがな私も散々見たし大好きなのでありがとうという気持ち(真似そこそこ上手かったのもまた良し!)


コンラッドがアマンダに別れを告げにくる雷の夜

感情なんてとうの昔に置いてきたみたいな感じでコンラッドに語りかけるアマンダさんが振り向いたらあの目元。完璧すぎる。

完璧に絵になる。余計なセリフいらないじゃんあれだけでアマンダさんの気持ちがこっちに伝わるよ最高。


・フィナーレ

5億点(ガバガバ)


◾︎ちょっと気になったところ

・冒頭出てくる作品が「椿姫」「ドラキュラ」だったので30年代の話だと思ってしまった…20年代なんだよな…

そもそもトーキーを初めて撮るからオーディションするところから始まるやつだった。


・雨唄も20世紀号もこの年代の作品だけどなんかドラマにしやすいの?そうなの?どっかで見た!!がめちゃくちゃ多い…曲も琥珀思い出したり、あちこちで20世紀号思い出したりetc…(まあ好きなので別にいい)


・ジェリーの事故からのラストまでが怒涛のナレーション力技〆だったの「尺〜〜!!」ってなった…まさかの世界大恐慌落ちだったのであの時代の予備知識がないと結構しんどいというか分かりにくいのでは…ヅカヲタは…というか雪のオタクは…幕末と革命期フランスにはそこそこ詳しいが1920年代のアメリカに多分そこまで詳しくない…かもしれない…(これは自虐です)


・お芝居のラストシーンがアステアとロジャースみたいだったのでテンション上がってしまいましたね…ああいうの好きなんで…

あの2人があんな形で出会ってなかったら、もう少し後の時代にちゃんとオーディションで評価されていたら、と思いを馳せてしまったけれどそれはあの作中では叶わない夢…。

でも幸せ。ああいうシーンが見られて。

凄く暗いオチの話にもできたはずなのに希望が見える終わり方してたので良かった。少しだけ優しい世界!


また思い出したら何か書き足すかもしれないです…。

【ネタバレなし】2019年7月19日(金)9時から「天気の子」を見たかった話。

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新海誠監督の最新作「天気の子」を昨日の夜見てきました。

私はあまりアニメに詳しくないのですが、新海誠監督の作品はほぼ漏れなく見ているので今回も楽しみにしていました。

公開日に本当は見に行きたかったけど、いろんな事情で断念して、twitterのタイムラインで流れてくるみんなの濁しまくりな感想を眺めつつ、バレを踏む前に見れたらいいかなくらいの気持ちでいたんですけど見終わってまず思ったことはタイトルの通りです。

というか私の映画オタク人生においてこの作品を公開日の初回に見られなかったこと、割と引きずるレベルだなと…

今年の夏はなかなか梅雨があけなくて(現時点で梅雨明け宣言はまだです)、夏の割にはちょっと肌寒かったりする日が続いたり、とにかく日照時間が本当に少なくて太陽が恋しい。

天候が映画のプロモを手伝うことなんてあるんだなーと笑ったりしていたんですけど。


「天気の子」は、公開初日に全館一斉公開というちょっと珍しいタイプのやつをやっていて。

2019年7月19日(金)朝9時から全ての公開館が一斉に封切りをしたんですよね。

https://www.google.co.jp/amp/s/av.watch.impress.co.jp/docs/news/1193/238/amp.index.html

これは東京にいてあの日あの時間に外が見える場所にいた私が見た景色なんですけど、あの日朝は雨が降ってて。9時にはまだ雨が降ってたんですよ。

午前10時50分くらいかな。雲が切れて陽が照り始めて。

「天気の子」の初回上映が終わる11時過ぎには本当に普通に晴れてたんですよねその後また13時くらいにはちょっと雲が多かったりしたけど。

結局夕方まで(東京の私がいた場所は)雨が降らなかった。

これもう「天気の子」という作品を見るにはあの日の9時の上映が完全に神がかってたと思うんですよ

見た人なら多分分かって…くれる…どうでもいいと思う人も多いかもしれないけど…

体験した作品を現実がお膳立てしてくれることなんて、生きててなかなか体験できることではないと私は思ってるんですよ。

神懸かってたんだなぁと思ったら本当に悔しくて!!この作品を公開初日の初回一斉上映を東京で見られた人は幸運な人だなと思います…本当に羨ましい…羨ましくてギリギリする…

私もあの日あの朝「天気の子」を見て、上映終了後映画館から出て晴れた空を見て帆高の気持ちになりたかったなあ…。


それだけの、ちょっとした覚書とあの日あの朝「天気の子」を見られなくて後悔している話。


【ネタバレはなし】アベンジャーズエンドゲームを見て色々考えた話【自分語り】

今は宝塚で一年中回しているオタクなんだけれど、一番最初に「趣味」と言えるものをもったのは映画だった。

両親ともに映画好きでWOWOWに入っていたから、小学生の時はそれこそ365日映画を見て過ごしていた。

古いものも、新しいものも、とにかくテレビをつけたらいつでも映画。

子供だから親が好きだというものを一緒に見て、自然とミュージカル映画も好きになったし、今でもチャップリンが大好きだったりする。両親とは今でも「こんな映画よかったよ」なんて話をできたりする。幸せなことだと思う。

そんな小学生女児の私が一番最初に好きになった俳優さんはショーン・コネリーだったんだけれど、2番目に好きになった俳優さんはロバート・ダウニーJr(以下RDJ)だった。

きっかけは「愛が微笑む時」という作品で、ビデオに録画して擦り切れるほど見て再生できなくなり、当時は小学生でお金がなかったからレンタル中古のワゴンセールでビデオを買ってきてそれもテープがガッタガタになるまで見た。

DVDが出た時もすぐ買った。多分この先(ないと思うけど)BDで復刻リリースなんかされたりしたらきっとそれも買うと思う。

彼のキャリアの中では本当になんというか、ありがちな感動作というか、そういう内容の作品だなぁと今では思うんだけど、それでも大好き。今でも大好き。

そんな風にRDJと私が出会ってから今年で25年経った。

映画オタクとしてはまだまだ若輩者の25年程度のファンだなーということに気付いた。


先日公開された「アベンジャーズ エンドゲーム」を見てきて、この11年を振り返りつつ映画館で身体中の水分が抜けるんじゃないかと思うくらい泣いたんだけど、ちょっと経って冷静になって既に見た人の色んな感想を見聞きして今すごく色々考えている。

私がアベンジャーズに手を出したのは言うまでもなくRDJがアイアンマンをやったから。(あとは映画一作で降りてしまったけどこれもまた私が大好きなエドワード・ノートンがハルクやってたからってのもあるけどここではあまり関係ないから割愛する、そういえばハルクはタイトルロールの映画1作しかやってないんだな…)

アイアンマンを初めて試写会で見たあの時から11年経った事にもびっくりしたんだけど、あの頃はあのジャンルはバットマンとかスーパーマンとかダークマンとかブレイドとかヘルボーイくらいしか見たことなくて、まずDCとかMARVELの違いもわかってなかったし、こんな長く続くプロジェクトだってのも全く分かってなかった。

今となってはRDJとアイアンマンの出会いにひたすら感謝するしかないオタクと化しているし、映画好きでよかったなという気持ちでいっぱい…。


子供の頃SWep4をテレビで見て、父が「これ公開の時に見に行ったんだよ」って言うのが羨ましかった。

大脱走」や「ポセイドン・アドベンチャー」を朝から晩まで映画館に篭って見ていたという父が羨ましくて仕方なかった。

映画館の娘さんと友達だったという母が、「サウンドオブミュージックを映写室から見てたんだ」っていうのが羨ましかった。ニューシネマパラダイスじゃん…!

私も映画を長く好きでいたらいつか、子供に「お母さんはあの映画を映画館で見たんだよ」って自慢できる日が来るかなと思っていた。

そういう伝説に立ち会える瞬間を、映画好きの私はずっと待っていたんだと思う。

だって毎年見きれないほど沢山の作品が公開されて、その中で何十年も映画オタクを白熱させる作品ってそんなにない。

ROTRとかハリポタなんかもそういう伝説だと思う。


私にとってそういう風に言える作品は「タイタニック」とか…「THIS IS IT」かな…あとは最近だとボラプ…と思っていたし、実際タイタニックとかはそういう風に語り継ぐに値する作品だとも思っているんだけど、ここに新しく本当に「伝説」が加わったと心から喜んでいたりする。

エンドゲームでひとまず終わりを迎えた「アベンジャーズシリーズ」はそういう作品だったと思う。

映画ファンが熱狂して、映画ファン以外の人が「なんかすごいらしい?」「どこから見たらいい?」ってなる伝説。

だっていまだにSWだって「どの順番で見たらいいの?」問題発生してるじゃん…

アベンジャーズ、今興味持った今まで見てこなかった人たちが「どこから見たらいいの?」ってなって拗らせたオタクが「可能なら全部みろ、全部だ」みたいになって新規参入勢が「えぇ…?」みたいになってるのをツイッターでめちゃくちゃ見かけるけど、オタク冗談じゃなく本気で「見れるなら全部みろ」って言ってるから。

それは勿論私もそうした方がいいと思うんだけど、私は「映画館で映画を見る」ことに重きを置いているタイプのオタクなので敢えて「わかんなくていいからとりあえずエンドゲームを映画館で浴びてから見たいとこから見て欲しい」っていうスタンスで行きたい…。あとから映画館で見たかったなって思ってもなかなか見れないじゃん…?

勿論「別に映画館じゃなくても…」って人には無理に映画館でみろとは言わないのでアイアンマンから全部見てからエンドゲーム見て欲しい。地層のように積み上げたフェーズを全部解放された時エモさに弱いオタクは間違いなく死ぬ。

出演者のインスタやなんかを眺めつつ、この11年間を考えていて、「いつかSWのような伝説に立ち会える日が来るのかな」と思っていた少女の私に伝えたい。

「ちゃんと伝説に立ち会えるからずっと映画好きでいて」って。


2回目早く見に行きたい(;´д`)

元映画オタク視点から見た「20世紀号に乗って」のアレコレ

シカゴからニューヨークの旅、皆様楽しんでいらっしゃいますか?もう終わるけど。

TCAに円盤化もしくは音源販売は無理と言われてしまったので版権元に拙い英語で何とかならない?と問い合わせたら「無理だよ」と言われてしまい、ここまでして無理なら仕方ないね!!となっている私です。


ところで私、宝塚にハマる前は映画のオタクだったので(オタクいつも何かにハマっていがち)、今回の「20世紀号に乗って」は映画オタク視点でもかなり楽しんでいるんですけども、友人にその話をしたら興味深く聞いてくれたのでここに適当に書き残しておきたいと思います。

宝塚で最近再演された「雨に唄えば」がトーキー映画が出てきたあたり。1920年代後半を舞台にした作品(ジャズシンガーが公開されたのが1927年なのでそのくらいですね)でしたが、本作は1930年代半ばくらいが舞台だと勝手に思っています。正確な年数は分からないんですけど。

1932〜35年くらいが舞台だとちょっと面白いかなと勝手に思っています(Twitterで教えてくださった方がいました!1932年が正解のようです。ありがとうございます!)


というのも、リリーが電車に乗る時に記者の皆さんから投げかけられている質問

フランク・キャプラ監督の次回作に出演するのか」

は、その年代だった場合リリーが出演されると噂されている「次回作」が名作「一日だけの淑女」(本作は1933年アカデミー賞主演女優賞受賞作)とかこちらも傑作スクリューボールコメディ「或る夜の出来事」(本作も1934年アカデミー賞主演女優賞受賞作)の可能性があるし、

グレタ・ガルボと仲が悪いという噂は本当か」

に関しても、あの当時のグレタ・ガルボがどのくらいの大スターだったかを考えるとめちゃくちゃニヤニヤ出来るんですよね。

グレタ・ガルボといえばサイレントからトーキー期にかけての銀幕の大スター女優です。

宝塚でも上演されている「グランドホテル」(1932年)、「アンナ・カレニナ」(1935年)のほか、サイレント期の名作でものすごく美しい「肉体と悪魔」(1926年)、「マタハリ」(1931年)、「椿姫」(1936年)などなど数々のMGM作品に出演していて、そんな大スターと並んで評されるリリー・ガーランドという女優がどれほど大女優としてあの作品内で扱われているかということが分かればあのコミカルな「乗ってくる乗ってくる乗ってきた乗ってきた♪」の曲の乗客のテンションも分かりやすいかと思うんですよ。

そして「リリーのサイン入りの契約書があればどこの銀行もお金貸してくれる」の現実感もすごくわかりやすくなると思う。

当時の銀幕のスターっていうのは雨唄でも分かる通り人通りに出ようものなら囲まれて大変という有様だったようだし、まさに次元が違う扱いをされていたんですよね。


あとリリーが「ルイス・B・メイヤーもいらないわ!CもDも!」というような場面がありますが、この「ルイス・B・メイヤー」も実在の人物で、MGM(映画配給会社)のプロデューサー。

MGMと言えばミュージカル映画好きにはお馴染み(と勝手に思っている)

オズの魔法使」(1939年)、「イースターパレード」(1948年)、「踊る大紐育」(On the Townですね、1949年)、「アニーよ銃をとれ」(1950年)、などなど、あとは「ザッツエンターテインメント!」(1974年)辺りはミュージカル映画が好きな人なら見たことあるんじゃないかなと思う。

そのMGMの全盛期を盛り上げた神の如きプロデューサーであるルイス・B・メイヤー。

発掘した俳優はグレタ・ガルボクラーク・ゲーブルジュディ・ガーランド、ジョン・クロフォードなどなど

「星の数ほどのスターがMGMにはいる」と言われたほどの黄金期。その中の1人がリリーだと思うと映画オタク的にはもうワクワクが止まらないところ。

話の中で「パラマウントに移籍するのか?」とリリーが聞かれている場面があったので多分リリーはMGM所属の女優だと思うので。

そんな黄金期の映画会社に囲われて天才プロデューサーに見初められている(と思われる)リリーが「私は自分がやりたい時にやりたいことをやる」「ルイスBメイヤーはいらない!」ってなるのって物凄いことだし、会社の大権力者に楯突いて独立して自分の会社で映画なんか撮ろうものならそれこそブルースちゃんが心配するように「干される」と思う方が現実的なんですよね。

そこがリリーのかっこいいところであって情熱的なところだと本当に思うんですよ。

ハリウッドって今この時代においても性差別だとか(男女の俳優でのギャラの差とか)セクハラ問題でつい最近も噴き上がっていましたが、当時女優の地位って今よりもっともっと低くて、きっと今よりもセックスアピールを要求されたりだとかそういう闇もあったはずで、その中でリリーのような女優はきっと居づらかったとも思うし扱いづらくもあったはずだと察せるんですよね(勝手に)。

因みにルイス・B・メイヤー、宝塚オタク的には「ラスト・タイクーン」の主人公のモデルになった人だと思ってみるとまたちょっと楽しめると思います。



それと耳に残るfive-zerosの曲から。

200万ドルだった小切手。

舞台はよくわからないから映画視点から行くと、皆様ご存知「風と共に去りぬ」(1939年)ですがこちらの製作費が390万ドル。町を一個作って燃やすみたいなことやってた映画なので、映画視点から考えるとインターミッション込みの3時間の大作で町を燃やさなければ200万ドルでもなんとか作れると思います。

ただテーマが「マグダラのマリアの受難」ですね。

宗教物映画視点から考えてみましょう。

十戒」(1956年)の製作費、1300万ドル。

2000万ドル、「マグダラのマリアの受難」を映画として撮るなら無難な額だと思います!!!舞台は知らないです!!!

今なら海を割るのもイエス・キリストが磔にされて復活を遂げるのもCGと特殊メイクでどうにでもなるでしょうけど当時基準で考えるとエキストラの人数と特殊撮影にかける金額考えただけで目眩がしますね。

映画「特急二十世紀」の中のオスカーはリリーにマグダラのマリアをやってほしいと口説く時に「砂漠から本物の砂を取り寄せよう。ラクダもだ!」みたいなこと言ってましたけどそういう勢いでセットにお金使ってたら舞台でも2000万ドルくらいすぐ使い果たせそうな気はします。知らんけど。


1番の問題は1930年代、MGMやパラマウントが台頭して娯楽作品を観客が求めていた時代に舞台にしても映画にしても余程のもの作らないとオスカーが作りたいような「マグダラのマリアの受難」が多分観客に全く受けなさそうということですね…オスカーさん5連敗の方が現実的だよ…

リリーの情熱×オスカーの情熱が組み合わさったらすごいものが見られそうな気はします。

多分マックス・ジェイコブスのような時代感覚を掴む才能があった人の方がオスカーよりも売れるものは当然作れたと思うんだけれど、リリーが惚れ込んでいたのはオスカーの方だと思うと結構ニヤニヤできます。



その他。

リリー・ガーランド。名前の元ネタは「百合の花束」とか上にもあげた「ジュディ・ガーランド

そして本作中にも名前が出てくる作家サマセット・モームの作品「人間の絆」の中に「ミルドレッド」という女性のキャラクターが出てくるということを色々調べてて知ったのでちょっとニヤニヤしました。ミルドレッド・プロツカ、リリーの本名ですね。

本作の作家さんがどこまで狙ってやってるのか分からないですけど。

あとオスカー、リリーとかにもモデルになる人物がいるんじゃないかなぁと勝手に思って調べてみたんですけどあんまりそれっぽい人物は見つからなかったです。

ただマックス・ジェイコブスはなんとなくジョージ・キューカーっぽいなと思ったのでここに書いておきます。

ジョージ・キューカーサマセット・モームと親交があった映画監督で前述のガルボの「椿姫」や「マイフェアレディ」なんかを撮ってる監督です。MGMとも関わりが強かったのと、女優さんを魅力的に撮る事に定評がある監督さんなので。なんとなく。


そんな映画オタク視点からの20世紀号の楽しみメモでした。

宝塚歌劇団雪組東京公演「ファントム」大まかな感想

宝塚歌劇団雪組東京公演「ファントム」

1月5日 15時半

1月6日 11時

1月8日 18時半

1月12日 15時半

1月19日 15時半

1月20日 11時

1月24日 13時半・18時半(新公)

1月26日 15時半

2月1日 13時半

2月3日 11時

2月9日 15時半

2月10日 11時・15時半(ライブビューイング)


完走しました。

昨年末に大劇ライビュを見た時に歌は上手いけどあまりの芝居の噛み合ってなさに腹を立てたりしつつ年始を迎えたので、マイ初日を迎えるまで非常にナーバスだったのですが、東京公演はマイ初日には「通える!」と思いました。

思ったんですけど、いざ通い始めてみると期待と目の前で繰り広げられる舞台とのギャップにかなりしんどくなってしまって、今までで一番通うのが辛い公演になってしまっていましたね…。今の体制の雪組でこんな思いをするとは考えてもいなかったのでなんというか。チケットがない中、ものすごく必死でチケットをかき集めたので余計にしんどくなってしまった…

でも千秋楽付近にはそこまでの苦しさを見ている最中は忘れられるほど素晴らしく深化して、やっぱり今の雪組で「ファントム」が上演できたことは奇跡だなぁとも思いました。良いものが見られて良かった。本当に。神様と宝塚歌劇団に感謝しなければ。ずっと語り継がれる作品になったと思います。

同時に「ファントム」という作品が演者の解釈と表現によりここまで違う作品に見えると言うことも知れました。役替わり公演や新公前後の変化も含めて。

途中休演者もあったり、インフルエンザが流行る時期に本当に演る方も見る方も大変な公演だったと思います。

この公演に関わった全ての皆様に、本当にお疲れ様でしたの気持ちでいっぱいです。

以下雑感。


◻︎望海さんのエリック

「望海風斗のエリックがこの世に誕生した」ことが今回の再演の最も素晴らしかったところだと思います。

私は和央さんと春野さんのファントムしか見られていないのでファントム全てを語れるというわけでもないけれども、毎日舞台の上でエリックとして生きる望海さんは何度見ても心が震えるものでした。

大劇は見ていないので東京公演のみの感想になりますが、最初のBパターンの時は本当に子供で。エリックが。5歳児だなぁと思いながら見ていて。

キャリエールに対して「オペラ座を監視するのがお前の仕事だろう」と言った後に「新しく支配人になる男は幽霊の存在を信じるかな?」と言う時の素直さや無邪気さ?とか、本当に幼くて。

1番幼さを感じたのはクリスティーヌを森に連れて行く場面。「僕の、領地をね!」の腕の広げ方だとか、「ここが最も素敵な場所だから」とか「詩は好きかい?」の語りかけ方、クリスティーヌに詩を読ませておきながら彼女が止まったら本を取って続きを諳んじて「あとで読もう!」とか次から次へと自分の言いたい事を相手に投げつけるみたいなところ、本当に子供みたいでしたね。クリスティーヌに逃げられてからの泣き崩れ方も例によって望海さんの「本当に泣いているようにしか聞こえないんだけど泣いてない」歌唱が絶好調で…この場面に関して後半のグズグズでもはや歌ではないみたいに聞こえるのにちゃんと歌になっているのが好きでした。

Aパターンの方がシャンドンの影響なのか、エリックの年齢が上がるんですよね。私は前半Aは1回しか見られなかったんですけど、Bのエリックとあまりに年齢が違う…最初に見たBエリックは5歳〜7歳くらいに見えたけど、前半のAエリックは10代くらいに見えたので。

前半Aシャンドンがエリックを10代に引き上げた影響か、後半Bエリックも10代から年齢下がらず。24日にはもうほぼ20代、私が見た中で1番大人だったのは26日でした。年齢が変わるとファントムの景色が変わって見えるという発見がありました。エリックが幼ければこちらの庇護欲的なものの掻き立てられ方がすごくて、エリックが大人であればその嫉妬(シャンドンに対する)が怖くなったりとか。望海さんはいつも、その時の自分の感情を素直に舞台に乗せるので、見るたびに違うエリックで「今日はこんな感じか!」ってなったりしがちでその危うさが私はとても好きです。

感情の深さが1番好きだったのは1/24の11時、幼さが1番好きだったのは1/5の15時半、幼さが覗く青年エリックとして1番好きだったのは2/9の15時半と千秋楽です。

演技が劇的に変わったというかエリックの優しさが溢れ出るようになったのは2/1の13時半。


◻︎真彩ちゃんのクリスティー

私が通うのしんどくなってしまった1番の理由が真彩クリスティーヌの演技でした。

私自身は真彩ちゃんのことが大好きだし、天使の歌声だと本気で思ってはいるんですけどそれはそれで、大劇版は見てないから分からないけど東京のクリスティーヌはとにかく何を考えているのかよくわからない。

1幕はまだ良かったんですけど、2幕を見るのが毎回本当に怖かった。エリックストーリーでなにを考えているかわからないからエリックのことをいつ好きになったのかもよくわからないし、エリックが仮面を外すとは到底思えないあの北風のような「仮面を取らせてみせる!!」みたいな力強すぎるMy true loveを聞くのも、子守唄に聞こえない最後のYou are  Musicを聞くのも怖かった。暖かい日差しのような、母の愛のようなMy true loveを求め続けて、後半1週間にそれを得られた時にエリックがあんなに喜んでいるのをようやく理解できました。

大体クリスティーヌは「顔を見せて」って言っておきながら顔見たら逃げるっていう時点でひどい女と思われがちなので、そう思われない程の「真の愛」をエリックに示していかないとファントムという話に共感ができなくなるんだなぁという気付き(遅い)

あの逃げ方も最初は仮面の下の顔に恐怖して逃げているようにしか見えなかったんですけど途中で変わって良くなりましたね。あれは顔が怖かったんじゃなくて「彼女に愛されている」と思ったエリックの気持ちの重さに思わず後ずさってしまうクリスティーヌで大正解。後半は本当に良かったな…

19日に見た時に少し柔らかく球体に近いMy true loveが聞けて嬉しかったんですけど、その後2/1に見るまでずっとエリックを溶かしそうな灼熱の太陽をひたすら広げるみたいな歌い上げ方をしていてずっと何でだよ!!って思ってました。私はMy true loveでエリックを包んで欲しかっただけなのにそれが見られたのは最後1週間だけだったな…最後の1週間は本当に文句なかったです。千秋楽は史上最高のクリスティーヌとして私の心の宝物にしたいと思います。

My true loveが1番球体に近かったのは1/19の15時半、クリスティーヌとして至高だったのは2/10です。


◻︎咲ちゃんのキャリエール

今公演1番の功労者と個人的に思っている咲ちゃんのキャリエール。ファントムの再演が決まったその日から、キャリエールをやるのは咲ちゃんしかいないと思っていました。

最初から最後まで1番安定していて、1番暖かく、望海さんもインタビューなんかで言っていた通りまさに「愛」そのものな咲ちゃんキャリエールは本当に素晴らしかったです。

若干不安だった歌も問題なく、You are my ownはもう望海さんと咲ちゃんでしか考えられないくらい好きでした。後半はもうエリックに対する愛しさが滲むどころか溢れ出していて…!

シャンドン&ショレの役替わりで望海さんはすごく影響を受けて変化がすごかったけれど、咲ちゃんもベースは崩さずそれでも相手によって空気が変わるところが好きでした。あーさシャンドンには息子に向けるような温かさを、翔くんシャンドンには旧知の仲である雰囲気を。ビストロでシャンドンと会うシーンはあーさと翔くんで随分と対応が違うので初見の時にちょっとびっくりしました。

相性としてはAパターンの方が噛み合っていたかなと私の好みでは。

エリックストーリーでは新公前と新公後で随分語り口調に差が出たので新公後の方が絶対的に好き。キャリエールはあの作品の中で1番悪い事をした人間だけれども、エリックの最期一緒に地下に潜る場面は私の中ですごく大切な場面になりました。キャリエールを赦したくなるほどに。

全体的な良さにびっくりして嬉しかったのは1/8の18時半、その後より感情が乗ってお父さんみがさらに増したのは2/1の13時半、ベストアクトのキャリエールは2/10です。


◻︎翔くんのショレ

新しいアプローチのショレ可愛かった〜!!

役替わり公演なのでWキャストの相手と被らないように魅力的なキャラを作り上げるのは本当に大変だったと思うけど、「怖がりなアラン・ショレ」のお陰でカルロッタというキャラクターの新しい魅力も引き出されたと思うので見事としか言いようがないです。

登場シーンからカルロッタへの愛情表現の全てを打ち返され投げ返されそれでも奥さんが好きなのも堪らなかったし、Bカルロッタは性格が結構キツい女だったと思うけれども、同時にものすごく仕事ができる女で、ショレはそんなところも含めてカルロッタを愛していたんだろうなあと見ていていつも思えました。カルロッタの大ナンバーの時の奥さんヨイショ具合はBパターンの方が好き。後ろの劇団スタッフとの噛み合い具合も、きっとみんなですごく相談してああいう感じになったんだろうなと。

オペラ座がああいうことになって、Bのショレはこの先きっと失意のうちにオペラ座を去ってしまいそうだなという感じがとてもしました。

ベストアクトのショレは…いつだろう…常に可愛かったから翔くんのショレはいつ見ても良かったです。


◻︎翔くんのシャンドン

翔くんのシャンドンはまさに光。

エリックの闇との対比が凄まじく、翔シャンドンが光り輝く程にエリックの闇が深くなるのが見ていて最高でした。エリックには申し訳ないけれども。

前半は1度しか見られなかったので主に後半Aシャンドンでの比較になってしまうけれど、Aシャンドンは生まれも育ちも品が良く、誰かを蹴落としたりそういう事はしないで育ってきて、美しいものに目がないと言ってもそのどれかに特別に入れあげる事はしないで全てに平等な光の使者として生きてきたみたいなイメージ。だからこそエリックが心の底から嫉妬するし、子供ではなく大人みたいな嫉妬心が見えやすくなったのかなと。

それが分かりやすかったのは最初のパリメロ。出会ったばかりのクリスティーヌにさらっとウインクしながら名刺を渡して、腰を抱いたりするけどいやらしさはなくて、ソレリにも優しい。

それとビストロ。あの場面、カルロッタが先陣を切って歌う時に周りがほぼみんな嫌そうな顔してるけれど翔くんシャンドンは普通にニコニコしながら聞いてるんですよね。キャリエールなんてスンッ…て顔してるのに。ちゃんと拍手までして。

そんなシャンドンが、ビストロでエリックに導かれてクリスティーヌの本領発揮した歌声を聴いた瞬間まさに恋に落ちるのが見てわかるほどって本当にすごい事だったと今思い出しても思うんですよ。

今まで全てに平等だったシャンドンが、たった1人を特別な目で見るようになるその瞬間。翔くんだからこそ、だと思いました。

クリスティーヌも思いもかけぬ君で翔シャンドンには恋してるような瞳をするのが印象的。

あと従者たちとの殺陣、特にサーベル奪ってからの殺気というか緊張感が凄かった。あゆみ姉さんの喉元にドンピシャで手刀叩き込むのも、銀橋でしゅわっちとうえんつとやり合うところも大好きでした。

シャンドンとエリックの光と闇の対比がえげつないな、と気付いたのは2/1の13時半、ベストアクトシャンドンは2/10です。


◻︎あーさのシャンドン

初見の時にあまりのギラギラな眩しさにびっくりしたあーさシャンドン。キラキラではなくてギラギラ。

「美しいものには目がない」の意味合いが翔シャンドンとはかなり異なって、本当に美しいものにしか興味がない感じのイメージ。自信家で、望むものは全てその地位と財産で手に入れてきた、そんな感じの佇まい。役替わりって面白いなぁとAB両方見て痛感しました。

あーさのシャンドンはクリスティーヌに恋してからの一生懸命さが特に印象的で、翔シャンドンより少し年齢が若いイメージでした。実際は設定的には同じなんでしょうけど。

ビストロの場面でキャリエールと会う場面も、キャリエールは「もしエリックが普通の顔に生まれていたらこう接するのかな」みたいにシャンドンに接しているように個人的に感じたので(特に前半Bパターンの時、後半はそんなでもなかった)、同じシャンドンでも関係性の違いが見えて…。カルロッタの歌に対する苦笑いは翔シャンドンからは出てこないものなのでここもキャラクターの違いが顕著に出てましたね。

それとあーさシャンドンは「クリスティーヌが憧れる伯爵」だったなぁと思います。恋する瞳で見られるというよりは、憧れのあの方、みたいな雰囲気。その後のエリックのソロナンバーも雰囲気変わってくるのでこの場面のABの違いは面白かった。

後半のBシャンドンはエリックに対するバチバチ度がすごく上がって、特に1/20に見た時にラストの立ち回りの時の「クリスティーヌは絶対に渡さない!」という強い意志が感じられたのが個人的にとてもツボでした。Bシャンドンは欲しいものは自分で掴み取るタイプのキャラクターに見えるから、エリックが「彼女は僕のもの」という気持ちを強く持てば持つほど「いやそれは違う!」っていう感情が強く出てくるのが対比として見事でした。

ラスト、クリスティーヌが亡きエリックを思って歌う時、Bシャンドンはきっともう彼女を追うことはしないだろうなと思える役作りだったのでそこもAシャンドンとの違いとして覚書に残しておきます。

前半Bシャンドンがあまりしっくりこなかったので、後半Bシャンドンのギラギラがキラキラに変わって青年みが増したエリックとのバチバチのやり合いがすごかった1/20がベストアクトあーさシャンドンです。


◻︎あーさのショレ

小物感が漂うあーさショレ、ちょっと地黒で成金っぽさがあって、猫かぶってる妻カルロッタを本気で可愛いと思ってそうなところがとても楽しかったです!

翔くんショレは可愛いがまず見ていて先に来たけれど、あーさショレは面白いが先に来ました。どっちも私は好きです。

今回の役替わり、シャンドンよりショレの方が2人とも生き生きして見えたので。

Aのカルロッタは本当に可愛い奥さん。全然役作りが違うので当然ショレも対カルロッタが全く違って、Aショレはカルロッタとラブラブ!最初にBを見ていたのでここまで違う!?とびっくりしたほど。

支配人室でカルロッタがお化けがいるのよ!って言った後のキャリエールのせいだから心配いらないっていって2人で向かい合って笑いあうシーンだとか、カルロッタの大ナンバーのあとの「春のようだ」の場面もBショレほど狼狽えてなく割とドーンとしていて、団員の反応もBショレは「えっ!?」て感じでしたね。Aショレは「ズコー!!」って感じだったので。捌ける場面も特に後半どんどんアドリブ入れてきてああいうのが私は大好きなのでもっとやって!!と思いながら見ていました。

雪の日に「春が通るぞ〜!」みたいなの言って「雪降ってるわよっ!!」って言われたのが好きだったな。千秋楽の「俺についてこい!」「まぁ嬉しい♡」も。

かわいいカルロッタが見られたのはあーさショレのおかげ!!

ベストアクトは2/10かな…2/3も良かったけど2/10で。


◻︎ヒメのカルロッタ

こんなにABで性格違う!?と思った今回のファントムのキャリエールと同じくらいの功労者。ヒメが今の雪組にいてカルロッタやってくれて本当に良かった。

奇跡のキャストですよ本当に。「今の雪組のファントム」にヒメカルロッタ以外はもう考えられない。

Aカルロッタは猫かぶりで旦那様とラブラブカルロッタ。ショレはカルロッタが綺麗な子をいじめたりするような女だって思ってないというか、そういう面をショレの前では出してないんですよね。Bと同じくらい中身はキツい女だけど、ショレの前ではそういう本性を出さない。

だから「夜のために着替え」の場面の登場シーンでもショレの投げキッスを普通に受け取って自分もそれを返すし、カルロッタの大ナンバーの前、支配人室で「お化けがいるのよ〜」の場面も言い方がとても可愛い。甘えた風に「私を脅かすのよ〜」って。劇団スタッフを追い出す場面でもそこまで言い方きつくなくて、「出て行って!」のあとのため息が心底「ほんっと猫かぶってんの疲れるわ!」感が溢れ出てる「はぁ〜〜〜〜!」で笑っちゃうくらい。ギャップが!笑

エリックに殺される場面も前半Aカルロッタは1度しか見られてないけれども、エリックに対して怯えてたんですよね。後半Aカルロッタはそこまで激しく怯えてはいなかったけど、それでもBよりはエリックに怯えているカルロッタでした。

Bカルロッタは旦那様に性格きついことを隠さない仕事ができる女のカルロッタ。私はBカルロッタが大好きでした…最高にカッコよかった…。ショレの前でも「私はこのオペラ座を支配するためにはなんだってするわ」という部分を隠さないので見てて気持ちよかったのもある。そしてショレも、カルロッタがそういうしっかりとした女だから大好きなんだなぁと見ながらいつも思ってました。あんなに最初の「夜のために着替え」から何から何まで投げキッスを投げ返され続けてもずっと奥さん大好きだったショレの可愛さも引き立っていたし、B最終日に愛をちゃんと受け取ってもらえていたようで良かったね!しかないですね…。

カルロッタの大ナンバーの前に控え室で「お化けがいるのよ」の場面でヴァレリウスと背中合わせになって「キャーーー!!!!!!」ってやるのが大好きで、あの場面から見えるカルロッタとヴァレリウスの関係性が好きだったのもBカルロッタ贔屓なのはある…その後のカルロッタの大ナンバーでも「ほかの役の人が少しでも目立つことはこの私が許さないわ!絶対!」のところめちゃくちゃ力強かったですねAカルロッタより。「春のようだ」の場面もAカルロッタは「つまり冬だ」って言われた時にドレス抱えてえーんって泣くフリをするけど、Bカルロッタはドレスを投げ捨ててからの「嘘ついてないでしょうね!?」だからめちゃくちゃ強い…あれはもはや雪や氷を割って地面から出てくるふきのとう並みの強さ、つまり春のよう。

エリックに殺される場面、Bカルロッタはすごい凛としていて、理論的に正論でエリックを殴っていくところがすごい好きでした。「ここはあなたのオペラ座じゃない」っていう強い意志が彼女を殺すことになるんだけれど、エリックとバチバチしてたのでここもBカルロッタの方が好き。全体的にカルロッタはBパターンが本当に好みでした。

ベストアクトはBパターンは青年エリックと死の間際バチバチやりあっていた1/26の15時半、それとAパターンはショレとのラブラブを貫き通してくれた2/9〜2/10!

私もカルロッタ様強火になりたかった〜!!


◻︎ひらめちゃんのベラドーヴァ

暖かい日差しのようなベラドーヴァ、ひらめちゃんが演じてくれて本当に良かったと思っています。最初のうちはあの歌もちょっと不安かな?と思っていたんですけど、始まってみたら愛情に満ち溢れた澄んだ歌声で最高でしかなかった…。

ファントムは歌が物語だから、愛情を歌声に乗せて語れることがこんなに大事なんだとベラドーヴァを見ていて思いました。

エリックストーリーのあれだけの出番で悲劇を演じ抜き、エリックが「彼女の歌声が生んだ天使」だと思わせてくれたので…

見てる時大体いつも泣いてて、綺麗な涙が目頭や頬を伝っていたのも印象的でした。

好きだったのは、人形の赤ちゃんエリックを見つめるもはや正気なのか分からないけど自分の子供を本当に心から愛おしいと思っている目線。それと最後あみちゃんの子エリックと綺麗な頃の姿で寄り添う姿。

美しい母の姿だったなぁと思います。

ベストアクトは…選べないないつも素晴らしいベラドーヴァでした。


◻︎従者

従者を見たいが為に色んなところを見逃す羽目になったりしていたので本当にやめてほしいいいぞもっとやれみたいな感じになっていました。

今回の再演では雪組が誇る6人の精鋭を揃えて…「僕が食べるものを用意してやらなかったら飢え死にしてしまう」とは到底思えないハイクオリティかつそのまま普通に生きていけそうな従者の皆さん本当に素晴らしすぎて…劇団さん円盤に従者アングル入らないんですか?正気ですか!?引きの映像の別撮りでいいので売ってください言い値で買おう!!そんな感じ…

個人個人にしっかり感情があり、エリックの保護者のような、共同体のような。目が足りなかったので見ていたのはあゆみ姉さんとジジくんとしゅわっちが主でしたが、ひーこもあがたんもうえんつもすごく良かったと思います。

あゆみ姉さんとひーことジジくんのリボンが同じだったりとか、あゆみ姉さんがエリックのこと好きすぎて泣きそうな顔をしていたりとか、ジジくんがカルロッタの発声練習に尋常じゃない取り乱し方しててそれを大丈夫?って気遣うあゆみ姉さんとか、シャンドンとやりあった時にサーベルを奪われてサッと短剣を取り出して戦い続けるあがたんとか、剣持ったままマントで側転2回する皆さんとか、クリスティーヌをお姫様抱っこするしゅわっちとか、もうどこをどう見ても見所しかない凄すぎて言葉も出ないレベルの従者の皆さん、100回を超える公演であのクオリティを最後まで保っていたのが人間技じゃなさすぎてびっくりする…。

ベストアクトは全公演!でも千秋楽の鬼気迫る感じはやり切るぞ!感あってすごかったです!!


◻︎劇団員の皆さん

絶対言わないといけないのは劇団員(スタッフ)の皆さん。私が個人的に大好きなうきちゃん、あんこちゃん、あいみちゃん、まっちー、叶ゆうり、たわし。

カルロッタの大ナンバー前のみんなが愛しすぎて可愛すぎて時間を巻き戻せるならあの「カルロッタ様っっ!!」の場面を悔いなく舐め回すように見たかった…目が足りなかった…みんなが好きなようにやりすぎるから大体叶ゆうりとたわし見て終わってしまったなんて勿体ないことを。

個性が強すぎて喧嘩してるようなメンバーだからこそあの場面やカルロッタの大ナンバーで個性が本当に生きてくるし、ビストロでもみんな比較的やりたい放題やっていたので目が…目が足りませんでした…叶ゆうりとうきあんこの2人を見て終わっていたビストロ…日替わりアドリブ可愛かった…。

控え室に初めて来た時に叶ゆうりが歌う歌がネットでもかなり話題になっていましたが、私は「夜の女王のアリア」が聞けたので満足です。すごく聞きたかったので。

あとたわしが模型をもって指を歩かせる「タカタカタカタカ」の場面が千秋楽に近付くにつれてどんどんうるさくなっていって(笑)面白かったな〜たわしのそういうところが大好きでした。次から雪組を見てもあの笑顔のたわしはどこにもいないんだなぁと思うとこれを書きながら泣きそう。

ビストロではやたらと周りの人と乾杯したがる叶ゆうりとかテーブルの上のお皿を抱え込んで食いしん坊キャラしてる叶ゆうりとかをずっと見ていたんですけど、食いしん坊の叶ゆうりはお皿をテーブルに戻した途端にうきちゃんにつまみ食いされて「アッ」ってなってたりしてそういうところも可愛かったですね…。

カルロッタが先陣を切って歌ってる時、うきあんこの2人がずーーっとイチャイチャ(語弊)しているのも可愛くて。

あんこちゃんが耳を塞いだらうきちゃんがやめなよ!一応上司だよ!みたいな感じでやめさせて2人で死んだ目をしてカルロッタの歌を聴いていたりとか、歌い終わりに死んだ目をしたあんこちゃんにうきちゃんが一応拍手を促してすごい適当に拍手してたりとか。ある日は2人で「聞き苦しいよね〜」みたいな顔しながらお互いを指で突きあっていたりとか、ある日はうきちゃんがあんこちゃんの耳を塞いであげててあんこちゃんが嬉しそうにしてたらうきちゃんが突然手を耳から外したのであんこちゃんが「!?」みたいになったりとか。もう本当に見てて飽きなかったから別アングルで収録して売ってほしい…(すぐ売ってって言う)

カルロッタが歌い終わった後に「次は誰だ!?」ってなった時に最初の方はあんまりみんなそこまで挙手してなかったのにある日気づいたらみんなはいはいはーい!!みたいに挙手するようになってて「こんなんだったっけ!?」ってなったりしました。

シャンドンがクリスティーヌを推したせいで選ばれなくてめちゃくちゃほっぺ膨らませてむくれてる叶ゆうりが可愛かったし「まぁまぁ…」みたいになってるうきちゃんも可愛かったですね…映像にはきっと残らない…モブ芝居まで雪組は最高に楽しかったんですよこう言う記録を私が楽しいから残しておきたいと言う気持ち。

他は名前付きの劇団員。

リシャールのカリ様はおーじくん警官に対するファンサの場面がすごい好きでした。最初のうちは軽く手をあげたりウインクしたりしてるくらいだったのにいつのまにかファンサの鬼みたいになってて私は見られてないんですけど握手してる日もあったりしたようで。そりゃおーじくんも推しにそんなファンサされたらテンションも上がりますよね…

セルジョのひとこちゃんはカルメンの時のエリックとのやりとりの場面がすごい面白かった!あそこまでフラッフラでターンする永久輝せあを見られるのはファントムだけ!!みたいな…感じに…(笑)カルメン終わりでエリックと向かい合って「僕が本物だ!」みたいにやる場面もカルロッタに持っていかれてて不憫な感じでしたけど美味しかったかなと。

ラシュナルのあやなちゃん。カルメンの場面でマント捌きがすごい!すごいブワッてマントが綺麗に広がるのがすごく綺麗で気付いた時に感動しました…。割と後半まで気付かなかったの勿体無いことをしたと気付いた時に後悔しました。

あとはなんといってもビストロ!シャンドンがきて、シャンドン隊の女の子たちがみんなシャンドンの方に行ってしまうのを最初のうちは特に思い切り引き止めもせず、「相手がシャンドンなら仕方ないかな…」みたいな感じが見て取れたんですけど、1/19に見た時に初めてビストロで絡んでいるゆきのちゃんの腰を抱きとめて「そっち行かないで僕と話そう」みたいなのをやってるのを目撃して一気に体温が上がりましたね…あれはすごい…。ビストロではカリ様とシャンパングラスをふたつずつ取って、ひとつは自分とカリ様で乾杯してひとつはゆきのちゃんに渡したりしててラシュナル死ぬほどモテるでしょ…みたいになったりはしました。

劇団員(ダンサー)は、やっぱりずっと叶ゆうりとまっちーとたわしばかり見てしまっていたので他の記憶があまりございません。

マントの紐を結べないままずーーーっとぐちゃぐちゃしてる叶ゆうり面白すぎてそこだけ抜いたアングル売ってほしい。

カルメンを踊っているまっちー普通にものすごいイケメンなのでやっぱりそこだけ抜いたアングル売ってほしい。

たわしは退団ということもあってエリックと直接絡む場面もいただいていて、後半になるにつれあの場面見るのが愛おしさと辛さでいっぱいになりました。ライビュでもしっかり抜かれてて本当に嬉しかったです。

あの場面はたわしがエリックのところに行く前にわざわざ帽子を外して近くにいるだれか(誰なのか結局最後までちゃんと見ることができなかった)に渡して、エリックに殴りかかりにいって。あれもエリックのおちょくりが数パターンあって、たわしの腕を押さえて「当たらなーい」ver、たわしの頭を押さえて「届かなーい」ver、たわしの頭を押さえつつ前髪をぐちゃぐちゃに掻き乱して「届かなーい」ver、そして千秋楽にしか私は目撃していないたわしの腕を押さえて自分のおでことたわしの前髪合わせてぐりぐりして「当たらなーい!」ver

もっとあったかもしれないけど私が補足したのはこの4種類です。前髪が乱れるとたわし「前髪があああ!!!!!」みたいなのいつも叫んでてすごい面白かった(笑)

大人数が舞台に出ている場面は本当に目が足りなくてもっともっと見たかったなぁという気持ちでいっぱいです。


◻︎その他

・最初のパリメロ、舞台上手奥でお手玉やったり座布団を無限にくるくる回してたもっちージャグラーがどんどん上達して行って本当に見事で、まっちーとかと絡んで「クッション回してみる?」したりしてたのがすごい可愛かったですね。

・最初のパリメロ、ピエロの壮海はるまくんがちょっとよく分かんないみたいな動きしてたりすごい体勢からのブリッヂしてたりして身体能力…と思いながら毎公演見てました。

・有栖ちゃんが大好きなんですけど、最初のパリメロでも夜のために着替えでも可愛いのにビストロのメイドも可愛い上にすごい歌えるという最高さで有栖ちゃんがもっと陽の目を見てガンガンソロ歌ってほしいと心底思ってしまった…あのビストロのメイドはなんで劇団員じゃなくてメイドが歌ってるんだ今すぐそのメイドと契約しろ!!と毎公演心の中で叫びながら見てました。

・今回で退団してしまったしまもん、どこにいても本当に綺麗で、もったいないお化けが出る…歌をもっと聞きたかったです。

・みんながカルロッタを嫌がっている中、1人だけ満面の笑みでうっとりしながら毎日カルロッタの歌を聞いていたかりあんの役作りの方向性に乾杯!カルロッタに「よろしくお願いします!」みたいに手を差し出して無視されたり、ビストロでクリスティーヌが本領発揮してみんながわーーっ!!と拍手してる時にも1人だけ「僕のカルロッタの方が絶対素晴らしい歌声だと思うんですけど…?」みたいな顔してて良かった(笑)かりあんが「あなたのファンのものです」してたら良かったかもしれない…!

バレリーナと薬草売りのはおりん。バレリーナの見所はやっぱり「夜のために着替え」のフェッテだと思うんですけども、あそこすごいしっかりリズムに合わせてフェッテしてたのはおりんが特に目を惹いて良かったです。それとエリックストーリーの薬草売りも、あの一瞬ですごい悪いものをベラドーヴァに渡しているのが伝わる演技力素晴らしいと思いました。

・クリスティーヌが最初にオペラ座に来た時に上手奥側にいる団員のすわんちゃん。日によって歌の自主レッスンみたいなことをしていたり、バレエの自主レッスンみたいなことをしていたり。多分あのグレーのお衣装の団員は契約してなくて見習いというか研究員?みたいな感じっぽいんですけど(Homeの時に衣装片付けたりとかしてるので)、上手奥ですわんちゃんが色々やってると劇団員(バレリーナ)のきららちゃんと琴羽りりちゃんが「トゥシューズ貸そっか?」「あっちで一緒にレッスン受けようよ!」みたいな感じで話しかけてて、そうするとすわんちゃんは「いえ私なんてそんな…!!」みたいに胸の前で手を振って断ってるのが可愛くていつも見てました。かわいい。

・顔が派手な男役がいる!と思って見ると大体聖海由侑くんだった。

・カルロッタの大ナンバーの場面でひときわ目を惹くお花のオネエこと麻斗くんが大好きすぎてあの場面の麻斗くんアングルが欲しいと心底…。

・ファントムのフーガで男役に担がれてすごい高音で「キャーーーー!!」って叫ぶ天咲礼愛ちゃん、いつもすごいなぁと思いながら聞いていました。あの不安定な足場であの声普通出せなくないですか?


その他場面ごとの細かい忘備録はひかりふる路の時みたいに書き出したいと思います…

たわしのはなし

年明けてからずっと当たり前のように雪組公演「ファントム」に通っております。

チケットがないないなどと文句を言いながらなんだかんだ2桁見られることになりました。東京で。

大劇場は見られてないので大劇からの変化はよく分からないですけど。

東京も別に全く消化しきれていないので、この公演が終わって消化が出来たらまた何かファントムに関しては記事を書くかもしれない。書かないかもしれない。分かんないですけど。

前置きはこのくらいにしてタイトル。

「たわしのはなし」

亀の子たわしとかの話ではないです…陽向春輝くんの話です。

あと1週間ほどで永遠に「宝塚歌劇団」から失われてしまう「陽向春輝という男役」の存在があまりに大きかったことを昨日の観劇で改めて気付かされてしまい、迫り来る千秋楽に向けて抱えていた頭をさらに抱え込む羽目に陥っています。

私は出戻りのヅカヲタなので、本格的に戻ってきたのはケイレブハントからなんですけども。

たわしのことを初めてちゃんと認識したのは「"D"ramatic S!!」の時でした。あのロケットボーイ!!

一度認識したらもう目が離せないその存在感。

下級生なのにしっかりと自分のビジョンを持って舞台に立つその姿。ちょうど一年くらい前、通い倒した「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」で舞台のどこにいても目をひくたわしに夢中になっていることに最初は余り自覚がなくて、いつも一緒に雪組に通ってる友人に「たわしのこと好きすぎるでしょwww」とか言われて気がつく始末で。

バラスのたわしは自分にスポットが当たっていなくてもセリフがなくても確かにあの恐怖政治の世界を生きていたし、SV!のたわしは可愛い顔してるのにキメて出るときは本当にかっこよくて。

アンダルシアでいつも望海さんの投げたバラを拾って袖に投げるたわしを見るのが大好きで。たまに望海さんのバラ投げが成功するとスッとした姿で降りてくるたわしを見るのもまたよくて。

新公のタレーランもあの学年でハッチさんの渋さをよく出せていたし、新公といえば凱旋門ローゼンフェルトの役作り、まさに完璧という他ないほどであんなにお芝居ができる子が雪組にいてくれることが嬉しくて。たわしのローゼンフェルトは私の中できっとずっと消えない名演のひとつ。そのくらい素晴らしかった。

オフのことはよく知らないけど、舞台を見ている限り、たわしはいつも舞台に、自分の与えられた役に対して一生懸命で、真面目で、それで明るくてとても素晴らしい男役としてきっとこれからも雪組を支えてくれるんだろうと。

なぜかそう信じて疑いもしなかったので、ファントムの集合日に出た公式の退団者の名前に「陽向春輝」があったことが信じられなくて。何度か見直してやっぱりそこにはたわしの名前があって、自分でも「そんなに!?」ってなるほど泣いて、たわしこんなに好きだったんだなぁとか思ったんですけど。

単純に早すぎるとか、勿体ないとか、何で?とかすごくたくさん思うことはあるんだけれども、ジェンヌさんは永遠ではなく自分の人生を選ぶ権利が当然のことながらあるので、この先のたわしの人生が輝くものであるといいなぁと思うんですよね…。

それまであと1週間くらい、男役としての陽向春輝を悔いなく全うしてくれたらいいなぁ。

ライブビューイング込みでたわしを見られるのもあと残り4回になってしまったんですけど、残りの観劇でたわしの姿を私も悔いなく見納めたいなと思います。

そんなたわしのはなし。

おしまい。